アメリカを代表するドキュメンタリー監督として世界中から尊敬されている巨匠フレデリック・ワイズマンの記念すべき第40作目。通りを歩けば英語以外の言葉がたくさん聞こえる。世界中からの移民とその子孫が暮らし、167もの言語が話され、マイノリティが集まり、エスニックな味と多様な音楽があふれる町、ジャクソンハイツ。「ここがニューヨーク?」と聞きたくなるけれど、実はニューヨークがニューヨークであるために、なくてはならない町だ。その理由は? そしていま、その町のアイデンティティーが危機に瀕しているとしたら…?
フレデリック・ワイズマン