12歳のスーはヒーローコミック好きで、学校に友⼈もいない。⽗親は⾳楽家で出張も多く、⺟は化学研究に没頭し、⾃分のことは相⼿にしてくれない。ある⽇、⺟の誕⽣⽇をサプライズで祝おうとし研究所に勝⼿に⼊り込み、誤って⺟が開発した化学物質《NT26D》を全⾝に浴びてしまう。その化学物質のせいでスーは特殊能⼒を⼿にしてしまう―温かいものを触ると、⾃分が透明⼈間になってしまうというとんでもない能⼒だ。⺟はその能⼒の危険性をいち早く察知するが、世紀の発明であるその化学物質を狙う謎の組織によって⺟が誘拐されてしまう。イケメンだけど吃⾳持ちの転校⽣トビーと、メカオタクの《アプリ》ことカヤと仲良くなり、⺟捜しと誘拐の真相を探ることに…。謎の組織はあの化学物質だけでは効果がなく、スーの⾎液にだけ反応が起きることを知り、スーを標的として狙いはじめる。カヤのずば抜けたメカニカル知識や、⼈⼯知能アルフレッドの⼒を借りて、最終決戦の場所へたどりついた3⼈。スーに触れることで3⼈全員が透明⼈間へと姿を変え、そして戦いの⽕蓋は切って落とされたー!!
マルクス・ディートリッヒ