⾼校⽣の安藤純は、⾃分がゲイであることを誰にも告げずに⽣きていた。ある日、書店でクラスメイトの三浦紗枝が、男性同⼠の恋愛をテーマとした、いわゆるBLマンガを購⼊しているところに遭遇する。BL好きであることを秘密にしている紗枝は「誰にも⾔わないで欲しい」と純に⼝⽌めをするのだが、彼⼥はまだ知らなかった。⽬の前にいる純が、彼⼥の好きなゲイであることに。純には妻⼦ある同性の恋⼈マコトがいるが、書店での遭遇をきっかけに、純と紗枝は急接近する。紗枝の友⼈達とダブルデートをしたり、クラスメイトたちと遊園地で遊んだりと仲を深めるうちに、純は紗枝から告⽩をされる。 「⾃分も“ふつう”に⼥性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか︖」。⼀縷の望みにかけるかのように、紗枝の告⽩を受け⼊れ、付き合うことになったのだが…。
草野翔吾