第二次世界大戦の激戦が続く1944年。戦地フランスで脚を負傷し、帰国した米軍兵士ジーンは、婚約者であるOSS(戦略情報局)の工作員ペニーとともに、ペニーの伯父ボブと伯母モードが暮らすマサチューセッツ州の人里離れた屋敷に赴く。実はペニーが知らないところで、ジーンはOSSから極秘任務を与えられていた。ノルマンディー上陸作戦に関する機密文書が盗まれ、それをナチスへ渡そうとするスパイが屋敷の周辺に潜伏している可能性があるというのだ。霧が立ち込める森深くにたたずむ屋敷で、ジーンは独特の雰囲気を持つボブとモードに出会う。屋敷にはもう1人、謎めいたベルギー人移民ヴィクターが暮らしており、彼の過去と態度には不審な点があった。機密文書の受け渡しの時は刻々と迫っていた。誰を信じるべきか分からない状況の中で、ジーンとペニーは戦争の行方を左右するスパイの正体を突き止めねばならない。消えた機密文書、怪しい無線機、使用人の死、真実と最後に2人が選ぶ道とは─?
マイケル・デイ