「ああ、今⽇も目が覚めてしまった」毎朝そうつぶやきながら目を開けるマサト。 「もう死ぬしかない」と⽇記に書きつけながら、誰にも打ち明けられずにいるショウコ。 “孤独”の問題は静かに、しかし確実に現代社会を蝕んでいる。⽇本⼈の約 4 割が孤独を感じ、社会的パンデミックとも呼ばれる。3700万⼈が暮らす東京⾸都圏でさえ、誰にも気づかれないまま孤独の淵に⽴つ⼈々がいる。本作は、そんな⾒えない危機に向き合う⽇本の今を、⻑年⽇本を⾒つめ続けるデンマーク⼈のシュローダー監督が、誰もが抱える⼈や社会と「つながりたい」という切実な願いを通して描いたドキュメンタリーである。
キャスパー・アストラップ・シュローダー