アマゾン川上流の2大支流の一つ、マラニョン川。その流域には先住民のクカマ族の人々が暮らしていた。彼らにとって「川」は、権利を持った生きた存在であり、その権利は尊重され、保護されなければならないと考えれている。そして、川の底には、川のバランスを保つ精霊「カルアラ」の世界が広がっていた。カルアラはヘビのハンモックで寛ぎ、エイの帽子をかぶり、ナマズの靴を履いている。しかし今、その繊細なバランスが自然破壊によって崩されようとしていた…。
ミゲル・アラオス・カルタヘナ
ステファニー・ボイド