かつて映画監督を夢見ていた俊二。しかし夢は叶わず、映画への思いを胸の奥にしまって夫として父として生きてきた。そんな俊二に、若き日の自分から届いた「映画は撮れていますか?」という手紙。叶えられなかった夢と、家族との日々を振り返りながら、過去の自分へ返事を綴っていく。時を超えた自分自身との対話を通して、夢とは何か、人生で本当に大切なものとは何かを見つめ直す、父親と家族の物語(山下俊二監督作品「(タイトル未定)」)。最近、祖母・喜恵の様子がどこかおかしい。突然化粧を始め、部屋ではひとりごと、さらには謎の出費まで―。気になって仕方がない銀行員の小春は、ある日、出かける喜恵の後をこっそり追いかける。一方、小春自身は仕事で失敗が続き、自分の選んだ道に自信を失いかけていた。そんな彼女が、祖母の知られざる一面に触れたことで気づいていく、大切なこととは? 年齢も世代も越えて、「好き」が人生を動かしていく姿をユーモラスに描く物語(鈴木浩文監督作品「(タイトル未定)」)。
山下俊二
鈴木浩文