昭和を彩った名曲12曲をモチーフにした、全12話からなるオムニバス映画。『解夏』の磯村一路監督は「僕は泣いちっち」('59)にのせて60年代の青春と挫折を描き、矢口史靖監督は妻夫木聡と『ウォーターボーイズ』以来6年ぶりにタッグを組み、新しい境地を開く。さらに漫画家・蛭子能収と武田真治の異色の組み合わせなど、彩り豊かな監督、俳優陣が集結し、昭和の名曲にのせて笑いと感動を描く。
11人の監督たちが昭和の名曲12曲をモチーフに綴ったオムニバス映画『歌謡曲だよ、人生は』。今年5月に劇場公開された本作のDVDが12月5日(水)に発売された。その発売記念トークイベントに、本作の第7話「いとしのマックス/マックス・ア・ゴーゴー」の監督を務めた蛭子能収、ヒロインの久保麻衣子に、彼女をいじめるOL役のインリン・オブ・ジョイトイが出席した。
オムニバス映画のいいところは1本の映画でいくつもの作品を楽しめること。この『歌謡曲だよ、人生は』で描かれるのは、昭和の時代に大衆の歌として多くの人に愛された12曲のポップソング。現代ではすっかり過去の遺物となってしまった歌謡曲だが、そこには忘れ去るにはもったいない魅力があったのだ。昭和の選りすぐりの12曲をモチーフに、懐かしさと新鮮さを同居させた12編の物語が出来上がった。