その男がチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)だと分からないほどの変装で、“お父さんの友人”として紹介された家族。彼らと最後の食事をした後、チェは忽然と姿を消した…。平等な社会を目指してさらなる革命を続けるため、チェは家族と離れ、新たな旅へと出かけた――。なぜ、彼はそこへ留まろうとしなかったのか!? 世界中の人から愛された男がボリビアで銃弾に倒れ、39年という短い生涯を閉じるまでを描いた感動巨編。同時期に前編『チェ 28歳の革命』が公開。
スティーヴン・ソダーバーグ
ベニチオ・デル・トロが観客に与えるインパクトは凄まじい。『ユージュアル・サスペクツ』('95)、『トラフィック』('00)、『21グラム』('03)、『シン・シティ』('05)──どれも助演として名を連ねている作品だが、タイトルを聞けば、どんな役だったのか、どんな演技を見せてくれたのか容易に記憶が甦ってくる。それは彼の俳優としての実力が確かなものであることはもちろん、徹底した役作りゆえ。そんなデル・トロが約7年のリサーチ、25kgの減量を経て新たに挑んだのは、死してなお正義のアイコンとして愛され続けている革命家、チェ・ゲバラだ。
合計4時間を超える2部構成で、20世紀最大の革命家、チェ・ゲバラの闘いの足跡、そしてその死を綴った『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳 別れの手紙』が来年1月に連続して公開を迎える。12月18日(木)、来日中のスティーヴン・ソダーバーグ監督と主演のベニチオ・デル・トロが出席しての記者会見が行われた。
キューバ革命の立役者で、その人生を革命に捧げたエルネスト・“チェ”・ゲバラ。彼はどのようにして革命に身を投じ、どのような思いを抱え39歳で人生に別れを告げたのか? 20世紀最大のカリスマの足跡を2部構成で描いた『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳 別れの手紙』が来年1月に立て続けに公開される。12月16日(火)、本作のジャパンプレミアが開催され、主演のベニチオ・デル・トロとスティーヴン・ソダーバーグ監督が出席した。
いつもはなかなか時間が取れず、足が遠のいている劇場も、年末年始のお休みのときには行きやすいもの。インターネットの普及や多チャンネル&地デジ時代の到来により、家にいながらいろいろなエンターテイメントを楽しめるものの、やはり誰にも邪魔されず、大画面で観たい作品というのがあるものです。
キューバの首都・ハバナで開催中のハバナ・ラテンアメリカ映画祭で、チェ・ゲバラの半生を描いた『チェ 28歳の革命』と『チェ 39歳 別れの手紙』が上映され、主演のベニチオ・デル・トロが同地を訪問した。
開催中の第46回ニューヨーク映画祭で7日、ベニチオ・デル・トロが20世紀のカリスマの1人、チェ・ゲバラを演じる『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳 別れの手紙』のニューヨーク・プレミアが開催された。