8歳の少年・ブルーノ(エイサ・バターフィールド)は、ナチスの高官である父親の昇進により、近所に誰も住んでいない殺風景な土地に越してくる。裏庭の奥の森を抜けて、有刺鉄線のフェンスで囲まれた“農場”を発見した彼は、フェンスの向こう側に暮らす同じ年頃の少年と出会う。昼なのに縞模様のパジャマを来たこの少年との出会いが、やがてブルーノの運命を大きく変える――。
マーク・ハーマン
『ブラス!』、『リトル・ヴォイス』などの名作で知られる、イギリスを代表する監督の一人、マーク・ハーマン。彼が5年ぶりの新作として、戦時中のドイツを舞台にホロコーストの真実を描いた感動作『縞模様のパジャマの少年』が8月8日(土)より日本で公開を迎える。ナチス将校を父に持つ少年と収容所に暮らすユダヤ人少年の“フェンス”越しの友情が、戦後60余年を経たいま、人間のもたらした悲劇を鋭く突きつける。2人の少年の間柄を語る象徴的なワンシーンの映像が、公開に先駆けてシネマカフェに到着した。