昭和11年・春。親同士が決めた結婚に悩み続ける凛(蒼井優)。女学校を出て進歩的な考えを持つ凛は、式当日遂に家を飛び出してしまう。昭和30年代・夏。凛の娘たち、長女・薫(竹内結子)、次女・翠(田中麗奈)、三女・慧(仲間由紀恵)。彼らはそれぞれに事情を抱えながらも、高度経済成長を遂げる日本で大人としての一歩をそれぞれに歩み始める。現在・冬。慧の長女である奏(鈴木京香)と次女の佳(広末涼子)。夢にも恋愛にも挫折し一人苦しむ奏と、あくまでも前向きに生きようとする佳。それぞれが踏み出す一歩は一本の糸へと紡がれ、やがて未来へと繋がっていく――。“人を愛する”ことをテーマに昭和から平成へ、3つの世代を通して日本の女性像を描いた大河ドラマ。
小泉徳宏