サスーン・カットと言われる斬新なカットと確かな技術で一世を風靡し、VOGUEの表紙をかざり、ロマン・ポランスキー監督『ローズマリーの赤ちゃん』ではミア・ファローのヘアカットを担当するなど、60年代スウィンギング・ロンドンのファッション・シーンを牽引したヘア・スタイリスト、ヴィダル・サスーン。孤児院で育ち、戦争と貧困を生き抜き、ユダヤ人という出自、イスラエル軍兵士として経験し、そして情熱と努力で美容界に革命を起こしていく。ハサミ一つで世界のファッションを変えたひとりの男の軌跡を、サスーン本人のほか、盟友マリー・クワントやVOGUEのグレイス・コディントンなど、友人、家族、元スタッフなどのインタビューで辿ったドキュメンタリー。
クレイグ・ティパー
女性にとって、永遠のテーマである「美」。何をもって「美」と呼ぶのか? もちろんそれは各々の価値観によって異なるものであり、様々な手段を用いて女性たちはその理想型を日々追求している。そんな女性の「美」に対する欲望と執着、切っても切り離せない「美」と「個」の関係をとことん追究した映画がまもなく公開となる。あなたはここで描かれる「究極の美」から何を感じるのか? 注目の3本をご紹介。
女性の美に対する価値観を変える斬新なヘアカットで世界の美容界を牽引し、ファッション、カルチャーにも一大革命を起こした世界的ヘアスタイリスト、ヴィダル・サスーン。彼の美への追求、波乱に満ちた人生を追ったドキュメンタリー『ヴィダル・サスーン』が5月26日(土)より公開となる。日本公開を目前にして、今月9日(現地時間)、惜しまれながら83歳で逝去した彼の生前最後となる貴重なインタビュー映像がこのほど披露された。