パリ市内の病院に勤務する看護師助手のサミュエルと、出産間近の妻・ナディアは慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかし、ある日仕事から帰宅したサミュエルは謎の侵入者に殴られ気を失ってしまう。携帯電話の音で目が覚め、電話に出てみると、妻の泣き声と共に「3時間以内にお前が勤める病院から警察の監視下にある男を連れ出せ。さもなければ妻を殺す」と突然の脅迫の声が…。
フレッド・カヴァイエ
いま、40代のひとりのフランス人監督にハリウッド、そして全世界から熱い視線が送られている。彼の名はフレッド・カヴァイエ。長編監督デビュー作である『すべて彼女のために』があのアカデミー賞監督ポール・ハギスの手によりハリウッドでリメイクされ、『スリーデイズ』として9月に公開を控えるが、その前に8月6日(土)より監督2作目となる『この愛のために撃て』が公開される。実は、この2作目『この愛のために撃て』に関してもすでにハリウッドは、水面下でリメイクを持ちかけており、目下、誰がメガホンを握るかなど交渉中であるというのだ! あのポール・ハギスも認めた才能とあれば、今後、日本でも話題を呼ぶこと間違いなしの新世代のフランス人監督の出現である。