オサマ・ビン・ラディン暗殺を描くK・ビグロー監督新作、ロケ地の猛反発で撮影中断

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キャスリン・ビグロー監督&脚本のマーク・ボール -(C) Startraks/AFLO
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『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督がオサマ・ビン・ラディンの暗殺を描く新作『Zero Dark Thirty』(原題)をインドで撮影中、ヒンドゥー教徒の強硬派の猛反発を受け、一時撮影が中断された。

昨年5月、アメリカ海軍特殊部隊によるビン・ラディン暗殺をテーマにした同作は、作戦が実行されたパキスタンでの撮影許可が下りず、ビグロー監督たちはインド北部のチャンディーガルをパキスタンのラホールという設定で撮影していた。

撮影用にパキスタンの国旗が用意されたり、イスラム教徒の女性が着用するブルカで全身を覆い隠したエキストラの姿に、強硬派の世界ヒンドゥー協議会(Vishva Hindu Parishad)は「ここでパキスタンの国旗を掲げることも、映画を撮影することも許さない」と強い拒否反応を示している。撮影現場に押しかけた強硬派のグループと撮影隊が言い争いになり、パキスタンの使用言語であるウルドゥー語が書かれたセットの一部が壊されるなど、一時現場は騒然となり、警察も出動した。

『ハート・ロッカー』に続いてマーク・ボールが脚本を手がけ、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』のジェシカ・チャステイン、『アニマル・キングダム』のジョエル・エドガートン、『第九軍団のワシ』のマーク・ストロングらがキャストに名を連ねる本作はアメリカで今年12月の公開を予定している。タイトルの「Zero Dark Thirty」は米軍のスラングで“未明”を意味するものだが、実は別の監督が同一タイトルのゾンビ映画を現在製作中であることも判明しており、本格的な撮影開始前から波乱含みの様子だ。



© Startraks/AFLO
《text:Yuki Tominaga》

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