1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナで起きた内戦が激しくなり、アイラ(ザーナ・マリアノヴィッチ)は、セルビア兵士に捕らえられ、収容所に収監されることに。収容所の生活は苦しく、女性としての尊厳を貶められる屈辱の日々であったが、かつての恋人であるアイラをかばうため、将校ダニエル(ゴラン・コスティック)は、アイラに画家として彼の肖像画を描くという任務を与える。一時ながらも地獄から出ることができたアイラ。ダニエルの囲われ者という立場だったが、彼の肖像画を描くうちに二人の間にはかつての愛がよみがえるのだった。しかし、そんな二人の気持ちとは裏腹に、戦争は激化していき…。
アンジェリーナ・ジョリー