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達人に聞く! 『恋愛戯曲』監督・鴻上尚史の恋愛講座 【出会い編】

シナリオ執筆中の脚本家とTVプロデューサーが“強制的に”恋に落ちることで脚本が出来上がっていく…というまさに奇想天外な恋が展開する映画『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』がまもなく公開。こんな一見ハチャメチャな恋を物語として書き上げてしまう監督・鴻上尚史は当然(!)恋の達人に違いない? ということで、鴻上監督を“講師”にお招きして、シネマカフェ読者から集められた恋の悩みの相談室を2回にわたって開講! 前編はズバリ、「出会い」から「恋に落ちるまで」について。

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『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』  鴻上尚史監督
『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』 鴻上尚史監督
  • 『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』  鴻上尚史監督
  • 『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』 -(C) 2010 映画「恋愛戯曲」製作委員会
  • 『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』 -(C) 2010 映画「恋愛戯曲」製作委員会
  • 『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』  鴻上尚史監督
シナリオ執筆中の脚本家とTVプロデューサーが“強制的に”恋に落ちることで脚本が出来上がっていく…というまさに奇想天外な恋が展開する映画『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』がまもなく公開。こんな一見ハチャメチャな恋を物語として書き上げてしまう監督・鴻上尚史は当然(!)恋の達人に違いない? ということで、鴻上監督を“講師”にお招きして、シネマカフェ読者から集められた恋の悩みの相談室を2回にわたって開講! 前編はズバリ、「出会い」から「恋に落ちるまで」について。

悩み:なかなか良い人との出会いがありません。

——これはシンプルかつ、かなり多くの女性が抱えている悩み。恋をしたいという気持ちを抱えつつも、なかなか良いお相手に恵まれない…といういわば“恋愛前夜”の状態。だが、監督の答えもまたシンプル!


鴻上:とにかく自分でチャンスを作るしかないよね。「ない、ない」って言っててもしょうがない。Twitterでもいいし、mixiのコミュニティに登録するでもいい。職場に良い人がいないなら、オシャレなバーに一人で行ってみるのも悪くない。とにかく相対的に出会いの機会を増やすしかないよね。

——とはいえ、つい映画のようなドラマチックな出会いを期待してしまう気持ちも…。映画の中の脚本家・谷山(深田恭子)とプロデューサー・向井(椎名桔平)もありえないようなシチュエーションですが…。

鴻上:物語と現実の恋愛を混同しないこと(笑)! だって、俺が現実的な生々しい婚活パーティの物語書いたって面白くないでしょ。ナイスバディなグラビアアイドルがなぜ人の目を引くのか? それはそういう人が現実には少ないからなんだよね。つまり、一般の男性が現実の恋愛でそういう人と出会う可能性は少ないってこと。(自身の)作品は、言わばそうしたレアな部分を物語にしているけど、現実の恋っていうのは決してそうじゃない。だから、Twitterでもmixiでも呑み屋でもいいから、コツコツと——そこで何となく始まる恋でいい。恋愛ってそういうものだから。

悩み:ある程度、仲良くなってからなかなか“その先”に進展しません。相手を恋愛モードで振り向かせるにはどうしたらいいでしょうか——? これまた定番と言える悩み。タイミングを見計らいつつ…でも、と不安になってしまうこの状態をどう脱する?

鴻上:例えば食事に誘ったとき、相手はあなたと2人きりで行きたがるのか? それとも友人をほかに誘いたがるのか? こちらからのボディタッチに対して相手は応えてくれるのか否か? とかそういったところで相手が自分を受け入れてくれるのか拒否してるのかを見極めることはできる。とはいえ、最終的には告白してハッキリさせるしかないよね。何となく恋人未満の関係で、それが壊れるのが怖い…ということでその関係でいいならアクション起こす必要はないけど、そうじゃないなら自分で白黒つけるしかない。自分でアクション起こしてそれでダメならしょうがない。「好きだ」、「嫌いだ」って言ったって、それで死ぬヤツはいない! 僕がいつも言うのは、破れた恋を癒す、あきらめる唯一の方法は次の恋に行くこと。まずは、賢くあれこれ考えるよりも、自分から行くんだという覚悟を決めることだね。

——ちなみに監督自身は自分からガンガン攻めていくタイプなのでしょうか?

鴻上:俺は行く! というのは行ってダメなら早く次に行った方がいいから。気持ちが固まってからアクション起こすまで? かなり早いよ。もうシンプルに「付き合わない?」と。

——補足でもう一問! そんな監督は、いわゆる“草食男子”と呼ばれる男性陣や社会をどう見ているのか?

鴻上:僕自身は決して「男だから!」、「女だから!」と考えているわけじゃない。それはキャラクターなんだから、さっきも言ったように女の子から積極的に行くのはいいことだと思うよ。ただ、“草食系”という現象に関しては、僕らが賢くなっちゃった結果なのかなとも思う。怖いじゃない、人間関係って。本当に人を傷つけることもできる。考えれば考えるほどその怖さが分かってきちゃうんだよね。でもそこで言いたいのは、未知のものが怖いのは当たり前なんだということ。何が起こるか分からない、というところで、ネガティブな方向に光を当てたのが、いわゆる“草食系”の増加という社会現象なんだと思う。そこで、多少、傷つくかもしれないけどポジティブな方向に向かっていくのが大事だと思うよ、俺は。

「ポジティブに行動すべし」が出会いから恋愛成就に至るまでの“達人”のアドバイス!
ちなみにさらに補足ですが監督は既婚! そんな監督に、後編の講座では「付き合い始めてからどうやって恋を継続させていくか?」をご相談。監督の経験を踏まえつつ(?)、付き合うことに必要なこと、さらには恋愛と結婚の関係性についてまで言及! どうぞお楽しみに。

第2回講座:9/28 coming soon

特集 新しい恋のカタチ
http://www.cinemacafe.net/special/renaigikyoku/
《シネマカフェ編集部》

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