先日、コラムでも紹介した『愛されるために、ここにいる』に続いて、良質なフランス映画に出会いました。『あるいは裏切りという名の犬』。名前からしてただモノではない感じでしょう? こちらは、クライムサスペンス。リュック・ベッソンが失速した後、フランスではこのジャンルにいまひとつ勢いがなく、ハリウッド映画のまがいもののような感じの作品ばかりが目立ったけれど、これはいい! 凄くかっこいい! パリ市警を舞台に、善悪の境界線上で生きる2人の男を中心とした愛と裏切りのドラマを、フランスらしい抑えたリズムで追っていくのです。
「ついに」「ほんとにいたんだ!」“ドの子”登場でさらに考察加熱「良いこと悪いこと」8話
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