養子に出した子が親を超えた? “生みの親”志の輔師匠絶賛の『歓喜の歌』完成披露

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『歓喜の歌』舞台挨拶にて(左から)藤田弓子、立川志の輔師匠、安田成美、小林薫、由紀さおり、浅田美代子、松岡錠司監督
  • 『歓喜の歌』舞台挨拶にて(左から)藤田弓子、立川志の輔師匠、安田成美、小林薫、由紀さおり、浅田美代子、松岡錠司監督
  • 『歓喜の歌』舞台挨拶 安田成美、小林薫
  • 『歓喜の歌』舞台挨拶 立川志の輔師匠
いま、最もチケットを取るのが難しいと言われる落語家、立川志の輔の新作落語を映画化した『歓喜の歌』。地方都市の文化会館を舞台に、ママさんコーラスグループの大晦日コンサートのダブルブッキングに端を発した悲喜こもごもの人間ドラマを描いた本作。11月15日(木)に完成披露試写会が行われ、志の輔師匠に主演の小林薫、安田成美、由紀さおり、浅田美代子、藤田弓子、松岡錠司監督が舞台挨拶に登壇した。

主人公の飯塚主任を演じた小林さんは大晦日の物語でありながら真夏に行われた撮影を「この夏は猛暑で、撮影を行った熊谷は最高気温の日本記録を更新したらしくて、スタッフから『何でよりによって熊谷なんだ!?』って言われるくらいの暑さでした」とふり返る。だが完成した作品については「猛暑の感じが観て伝わってしまうのでは? と思いきやしっかり冬の景色になってました。映画の魔法に酔ってしまいました(笑)」と自信をのぞかせる。そして久々に顔を合わせた共演の女優陣について「ここに立って、すごい女優さんたちと共演したんだということを改めて実感しています。暑かったと申しましたが、こんなすごい女優さんに囲まれて撮影したというのは、暑さよりもすごいことだな、と思っております」と語ってくれた。

そんな共演者の一人、みたま町コーラスガールズのリーダー、純子を演じた安田さん。約6年ぶりの映画復帰となったが「心から温まるこの作品に参加できたことを私は本当に感謝してます。みなさん、映画を楽しんで帰られたら、一人でも多くの方に伝えてください」と笑顔で語ってくれた。

みたまレディースコーラスのリーダー、みすず役の由紀さん。その歌声に注目が集まるが「普段、コーラスをしている方とのお付き合いが多いので、そういう方々が観て、嘘がないようにしたいと思い、普段の由紀さおりのイメージが出ないように気をつけました。作品は、観て『なるほど、ガッテン!』という出来になっています」と笑顔で語った。

会社経営者にして“北京飯店”の女将・登紀子役の藤田さんは「パンフレットにある人物相関図では私の下に娘がいて、さらにその下に“ギョーザ”とあります。私が産んだわけじゃないんですが、そこがポイントです」と思わせぶりなコメント。

飯塚の妻・さえ子を演じた浅田さんは「この映画で由紀さんと三十ウン年ぶりにお会いできて嬉しかったです」と笑顔を見せたが「私だけ歌う場面がなかったのが唯一の心残りです」とも。

「映画にしていただくというのは、最初は嘘だと思っておりました」と語るのは志の輔師匠。「こうやっていろんなところに話を持ちかけてるんだろうな、と(笑)。でも脚本が届いたときには本当に感動いたしました。そして先週、映画を観させていただいたんですが、原作者なのに笑っていいのか? 泣いてもいいのか? とか周りを気にしながら観てました」と原作者ならではの心情を吐露してくれた。気になる感想はと言うと…「自分が作ったものとは全く違う感動が押し寄せてきたときにはとても嬉しくもあり、養子に出した子供が元気でやってるかなと思って小学校を覗いてみたら、その子がそこの校長先生をしていたというような気持ち(笑)」と最大級の賛辞を贈った。

「群像劇を一度撮ってみたかった」と言う松岡監督。「志の輔師匠のこの新作落語でそれが叶って、正直言っていまはホッとしています」と安堵の表情を見せる一方で、上映を前に「いまはまな板の上の鯉ですね」とも。大晦日に無事、「歓喜の歌」は響き渡るのか? 『歓喜の歌』は2008年1月下旬、シネカノン有楽町・渋谷アミューズCQNほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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