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気になるお正月映画って?vol.2 笑って2008年。Mr.ビーンとご一緒に

笑うっていいですね。悲しいことがあっても、辛いことがあっても、笑えばなんだか、背負ったものが少し軽くなるような気がしてきます。もちろん、笑うことで問題が解決するわけではないけれど、ちょっぴり心に余裕が生まれ、問題を客観視できるようになるのは事実です。『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』をおすすめするのは、だからこそ。年明け早々、大笑いしたい。そんな人には断然おすすめなのです。

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『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』 -(C) Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte
『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』 -(C) Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte
  • 『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』 -(C) Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte
  • 『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』 -(C) Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte
  • 『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』 -(C) Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte
笑うっていいですね。悲しいことがあっても、辛いことがあっても、笑えばなんだか、背負ったものが少し軽くなるような気がしてきます。もちろん、笑うことで問題が解決するわけではないけれど、ちょっぴり心に余裕が生まれ、問題を客観視できるようになるのは事実です。『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』をおすすめするのは、だからこそ。年明け早々、大笑いしたい。そんな人には断然おすすめなのです。

TVシリーズのファンの中には、映画化第1作目はハリウッド的になりすぎていて不満だったという人もいましたが(実は私もその一人)、第2作目となる新作は、原点に戻ったビーンの姿が観られるので安心です。

先日、来日していた主演のローワン・アトキンソンにお会いしましたが、彼曰く「前作は、舞台がアメリカで、トーンもアメリカ的だった。でも、Mr.ビーンはヨーロッパ文化に根ざしたキャラクターだから、映画自体ももっとヨーロッパ的にしたかったんだ。それもあって、今回は舞台をフランスに。彼が言葉を喋らずにすむしね。何せ彼はフランス語を喋れない。ボクは、言葉を発しないMr.ビーンの方が好きだし。前作ではちょっと喋りすぎちゃったかなと思っていたんでね」。

そもそもMr.ビーンは舞台のために生まれたキャラクター。友人で脚本家、本作では製作総指揮を務めているリチャード・カーティスとオックスフォード大学で出会った直後のことだったそう。「彼は『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』『ブリジット・ジョーンズの日記』などの脚本を手がけた人物だよ。彼とは一緒にコメディ・ショーをやっていて、主演したり、脚本を書いたりを交代でやっていたんだ。ある日、セリフなしの“スケッチ”(風刺的な短編)をやろうということになった。最初のアイディアは、起きていられない男の話。最終的には、教会が舞台となり、司祭が話す目の前に座っているのに、眠りこけ、椅子に座ったままの姿で地面に崩れる…というものになった。Mr.ビーンのTVシリーズでも見られるエピソードだけれど。こんな感じのスケッチを2、3作やったんだ。Mr.ビーンがTVに登場する10年くらい前のことだね」。

その後、TVシリーズ化されて、世界的な人気者になったことはご存知の通り。今回の作品では、子供との絡みもあって、ちょっと大人っぽい様子も。「僕の中では、別に彼は成長していないんだよ。精神年齢はいまも9歳ぐらいのままだね。ただ、今回の作品で見せる子供への態度は、確かにちょっと父親や兄のようなものも感じさせるよね。それはこれまでになかった一面だと思う。ある意味では、彼は少し成長せざるをえなかったのかも。10歳の子供に、6歳の子供の面倒を見させると、成熟した態度を見せ始める。そういうことがビーンにも起きたということなのかもしれないね。ほかの人間に対して、少し親切な一面を見せるというのも新しい。それはそもそも彼の本能じゃないんだ。彼の本能は、自己中心的であることだからね(笑)」。

原点に戻りながらも、新しい魅力も覗かせているMr.ビーン。演じるローワン・アトキンソンは、素顔は身のこなしも優雅なインテリ英国紳士。あのビーンからはちょっと想像できませんが…。そんなところも想像しながら、2008年の年明けも、大いに笑ってみてください。

《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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