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ロマン・ポランスキー、2か月間の拘束から保釈へ

スイス司法省は25日、1977年の13歳の少女に対するわいせつ行為容疑で9月下旬から拘束中だったロマン・ポランスキー監督の保釈申請承認を発表した。保釈金は、450万スイスフラン(約3億9,000万円)。

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6月にパリで行われた『ブルーノ』のプレミアに出席した際のポランスキー -(C) Rex Features / AFLO
6月にパリで行われた『ブルーノ』のプレミアに出席した際のポランスキー -(C) Rex Features / AFLO
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スイス司法省は25日、1977年の13歳の少女に対するわいせつ行為容疑で9月下旬から拘束中だったロマン・ポランスキー監督の保釈申請承認を発表した。保釈金は、450万スイスフラン(約3億9,000万円)。

32年前、アメリカのロサンゼルスで13歳の少女と性的関係を持った容疑で有罪判決を受けた直後の1978年にポランスキーは渡仏。国際手配されていたため、活動範囲はヨーロッパにほぼ限定され、『戦場のピアニスト』がアカデミー賞に輝いたときも、ポランスキー本人は渡米しなかった。ところが、9月26日にチューリヒ映画祭参加のためにスイスへ入国した際に当局から身柄を拘束され、アメリカへの身柄引き渡しが要請されている。

今回の保釈の条件は、身柄引渡しに関する決定が出るまで身分証明書類を当局に預け、保釈中はスイス国内にポランスキーが所有する山荘に滞在すること。監視用の電子機器がつけられ、別荘から離れることは出来ないという。ポランスキー夫人の姉で女優のマティルド・セニエはラジオに出演し、義弟保釈の報に安堵しながらも「(ポランスキーが)逃亡すると考えるなんて、ばかばかしい」と語った。ポランスキーは今週にも保釈される見込みだ。



写真は今年の6月、パリで行われた『ブルーノ』のプレミアに出席した際のポランスキー。

© Rex Features / AFLO
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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