染谷将太、「トイレでふと思い立って」役作りで喫茶店のバイトを経験

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『生きてるものはいないのか』舞台挨拶
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石井聰亙改め石井岳龍監督の『五条霊戦記 GOJOE』以来10年ぶりとなる劇場長編『生きているものはいないのか』の完成披露試写会が11月16日(火)に開催され、石井監督と主演の染谷将太が舞台挨拶に登壇した。

劇作家であり、芥川賞候補となった「グレート生活アドベンチャー」(新潮社刊)や竹野内豊主演で映画化もされた「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」(幻冬舎刊)など小説家としても活躍する前田五郎の岸田國士賞受賞の同名戯曲を映画化した本作。病院に併設され、妖しい都市伝説がささやかれる大学を舞台に、18人の登場人物が次々と不可解な最期を遂げていくという不条理劇が展開する。

久々の劇場公開作品のお披露目ということで「緊張してます」と石井監督。この10年間の沈黙について「いろいろ企画はあったんですが、いろんな理由で残念ながら実現しなかった」と悔しさをにじませる。だからこそ「私が大切だと思うような映画、面白いと思うような映画が、いまの日本映画界では作りづらくなってしまいました。何としてもこの作品を成功させたい」と強い思いを訴える。

改名は2年ほど前。「勝手に変えて申し訳ない(笑)」と頭を下げつつ、その理由を問われると「元々、前の名前に思い入れがなくて、必ず間違われるのでいつか変えたいと思ってたんです。神戸で人材の育成に携わったり、今回の映画のきっかけとなるプロダクションを作ったので心機一転。(社名が)『ドラゴンマウンテン』なので岳龍です(笑)」と説明した。

染谷さんは、劇中で展開される脱力系のギャグと不条理な物語について「言葉にできない不気味な面白さがあって惹きつけられました」と語る。石井監督からのオファーを喜ぶ一方で、監督について「最初は怖いイメージがあった」と述懐。「リハーサルをみっちりやったんですが、監督はけっこう静かで、少ない言葉で的確な指示を出してくださるんです。基本的には任せてくれるんですが、自問自答しながらグルグルしてました」と苦労を明かした。

役柄は喫茶店の店員だが、実際に役作りのために喫茶店でのアルバイトまで経験したという。「普段は役作りとかはしないんですが、リハーサルが終わって『どうしたらいいんだ?』と悩んで、トイレで用を足してたら隣に監督が来たんです。そのとき、ふと思い立って『石井さん、バイトして来ます』と言いました(笑)」とそのときのやり取りをふり返った。

敢えて監督に質問はせず「試練だと思って感じたままやった」と染谷さん。石井監督はそんな染谷さんについて「『パンドラの匣』を観たんですが、久々にスクリーン映えする、アップになって力を感じさせる俳優が出てきたなと思い、ぜひ仕事したいと思った」とその実力を高く評価。染谷さんは「監督から自分のことについて聞くのは初めてですが、嬉しいです」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。

『生きているものはいないのか』は2012年2月18日(土)より公開。
《text:cinemacafe.net》

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