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人生の岐路に見る女性の力強さ、そして希望 『サラの鍵』女性読者アンケート発表

いままで多くを語られることのなかった、フランス・パリでのユダヤ人迫害事件“ヴェルディヴ事件”に隠された一人の少女の苛酷な運命と、時代を超えて彼女の残した足跡をたどる一人の女性ジャーナリストの運命の交錯を描いた、珠玉のヒューマン・ドラマ『サラの鍵』が12月17日(土)より公開となる。シネマカフェではこれに先駆けて開催した女性限定試写会で、本作で描かれる女性としての生き方への共感についてアンケートを実施した。そこで集められた回答には、新しい一年に向けての力強いメッセージが多く込められていた。

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『サラの鍵』 -(C) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
『サラの鍵』 -(C) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
  • 『サラの鍵』 -(C) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
  • 『サラの鍵』 -(C) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
  • 『サラの鍵』 -(C) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
いままで多くを語られることのなかった、フランス・パリでのユダヤ人迫害事件“ヴェルディヴ事件”に隠された一人の少女の苛酷な運命と、時代を超えて彼女の残した足跡をたどる一人の女性ジャーナリストの運命の交錯を描いた、珠玉のヒューマン・ドラマ『サラの鍵』が12月17日(土)より公開となる。シネマカフェではこれに先駆けて開催した女性限定試写会で、本作で描かれる女性としての生き方への共感についてアンケートを実施した。そこで集められた回答には、新しい一年に向けての力強いメッセージが多く込められていた。

映画は第二次世界大戦中、家族と共に連行されたユダヤ人収容所から逃亡し、生き抜く覚悟で数々の試練と戦う、わずか10歳の少女・サラのその後の足跡を追っていくと共に、その真実を追う女性ジャーナリスト、ジュリアの女性としての生き方を真摯に見つめていく。ジュリアは現代のパリで夫と娘と幸せに暮らす45歳の女性。だがある日、夫の祖父母から譲り受けたアパートのかつての住人がサラを含むユダヤ人一家であったことを知ったのをきっかけに、家族をも巻き込む人生の決断を強いられることになる——。

本作で描かれる残酷すぎる歴史的ドラマを目の当たりにし、込み上げる思いを隠せない様子の女性が見受けられる中で、本作から抱いた感想として目立ったのは、サラ、そしてジュリアの人生を通して「いろいろと考えさせられた」という言葉。それは決して重く受け止めるばかりではなく、「力強くて素晴らしい」「美しさが光っていた」という言葉からも、多くの女性が2人のドラマを前向きにとらえ、希望を感じとっていたことがうかがえる。

その中で「主人公・ジュリアに共感できたか?」と聞いてみたところ、ほぼ全ての女性から「共感できた」との回答が寄せられた。ジュリアという女性には、2つの大きな人生の決断が立ちはだかる。ひとつは家族の秘密をほじくり返すリスクを負った“真実探し”、そしてもうひとつは夫から歓迎されない、第二子の妊娠と出産である。40代半ばにして人生の岐路に立たされた彼女のどの部分に共感したのか? 尋ねてみると、ジュリアの世代に程近い既婚女性たちからは「本能的に突き動かされたような行動に共感しました」(50代女性)という共感、逆に「彼女の行動力を見習いたい」(50代女性)と、憧れの眼差しを向ける女性も。さらには「周りから非難され続けても自分の信念を貫き通すところ」(20代女性)、「閉ざされそうになった道もまた見つけて、進んでいくところが強い女性だと感じた」(20代女性)と、ジュリアの揺るぎない姿に勇気づけられた女性が多くいた。ジュリアを等身大で演じるのは、英国出身の演技派女優、クリスティン・スコット・トーマス。奇しくもジュリアと似た境遇を経験してきた彼女の内から沸いてくる力強さに心動かされた部分も大きいはず。

また、「本作を誰と一緒に観たいか?」との設問では、半数以上の女性が「女友達」と回答し、100点満点中平均95点以上という高評価に。いわゆる“女子会”映画とは一線を置くが、本作は余韻に浸りながら大切な友人とじっくり話したくなる、そんな作品なのかもしれない。

そして最後に、これからの年末年始に向けて、新しい人生の一歩を踏み出すジュリアと重ねて、読者全員に今年1年をふり返り、来年に向けての目標を語ってもらった。3.11の震災を受け、「命の大切さを知った一年。来年はハッピーな年にしたい」(50代女性)という声や「自分のできることをしようと思う」(20代女性)、「気持ちがダウンする中、なでしこや復興のために努める人たちの姿に感動がたくさんあった!」(30代女性)という声が多数寄せられた。ここでは全て紹介できないが、「今年は新しい仕事を見つけた年だったので、さらに来年は仕事もプライベートもより良くしていきたい!」(20代女性)、「今年は自分にとっていろいろと環境が変わった。来年はこの変化から得られたものをどんどん発揮していき、自分を成長させたい」(20代女性)と、今年一年を通して経験した“変化”をスタート地点にして来年に希望を繋ぐメッセージが、本作と重なるように、数多く見受けられた。

人生に立ちはだかる様々な選択のはざまで迷い、考える女性にきっと届く希望の光が、本作ではきっと見つけられるはず。

『サラの鍵』は12月17日(土)より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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