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バットマンの“現役復帰”は、キャットウーマンが原因?『ダークナイト』のヒント公開

闇の騎士、バットマンがジョーカーを葬ってから8年。“ゴッサム・シティー”は平穏な日々で満たされていたかのように見えた。この街を揺るがす、破壊者・ベインが姿を現すまでは…。クリストファー・ノーランが「バットマン」というヒーローに新たな解釈と深遠なるテーマを注ぎ込んだ最高傑作シリーズ。その最新作にして最終作『ダークナイト ライジング』がまもなく日本にも上陸! 3幕にわたる壮大なる物語のラストには何が待ち受けているのか? いまだ謎多き本作に向けられる疑問と共に、注目すべきポイントをご紹介!

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『ダークナイト ライジング』 -(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
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闇の騎士、バットマンがジョーカーを葬ってから8年。“ゴッサム・シティー”は平穏な日々で満たされていたかのように見えた。この街を揺るがす、破壊者・ベインが姿を現すまでは…。クリストファー・ノーランが「バットマン」というヒーローに新たな解釈と深遠なるテーマを注ぎ込んだ最高傑作シリーズ。その最新作にして最終作『ダークナイト ライジング』がまもなく日本にも上陸! 3幕にわたる壮大なる物語のラストには何が待ち受けているのか? いまだ謎多き本作に向けられる疑問と共に、注目すべきポイントをご紹介!

前作から8年。眠りから醒めた、バットマン

前作『ダークナイト』のラスト。熱烈な正義感を復讐心へと変貌させ、“トゥー・フェイス”なる狂人と化したハービー・デントは、多大な犠牲を払い悪と闘った“偽りのヒーロー”のまま命を落とす。それから8年。ハービーは英雄として語り継がれ、彼の名を冠した“デント法”なる新しい法律の下、犯罪者はたちまち投獄。凶悪な犯罪も無くなり、ハービーを倒した殺人者というレッテルを貼られたバットマンは、その存在意義すら忘れ去られようとしていた。

では、バットマンことブルース・ウェインはこの8年間、何をして過ごしていたのか? ヒーローとしての代償を背負った一人の男の苦悩と最愛の人を失った哀しみ、そしてこれまでに見せたことのない抜け殻状態の彼が、観る者の目をとらえる。シリーズを通してブルースを演じてきたクリスチャン・ベイルは語る。「8年間にブルース・ウェインが何をしていたのか、何を考えなければならなかったのか。彼にはつらい過去がある。だけど、あとどれだけそれに縛られて人生を送るのか? これは彼にとっての試練の時なんだ」。そして、続ける。「いつまで自分の人生をバットマンに支配させておくのか? それを捨てることができるだろうか? あるいは、彼はもはやバットマンという生き方に浸ってしまっているのか?」と。『ダークナイト』の最後に、バットマンと共謀をはかるゴードン市警本部長は「バットマンはゴッサムに必要な人だ。ただし今は“時”が違う」と言い放つ。バットマンとして彼に生きてほしい人間、忠告する人間、彼を取り囲む人々の様々な心の錯綜を前にして、ブルースが出す答えが、「バットマンとして戻る」ことなのである。

謎を秘めた美女、キャットウーマンの登場

そんなブルースの“現役復帰”の最大のきっかけとなるのが、キャットウーマンこと大泥棒のセリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)との出会い。大富豪であるブルースのお屋敷にメイドとして忍び込み、金庫からあるものを拝借したところを彼に見つかってしまうのだが、どうやら彼女の目的は“盗み”だけではないらしい。何かを嗅ぎつけたブルースは彼女の後を追うのだが…。果たして、彼女はバットマンにとっての敵となるのか? ボディスーツを見事に着こなしたアン・ハサウェイがこれまでになくセクシーに演じるキャットウーマン。過去にはミシェル・ファイファーら錚々たる女優がこの伝説のヒロインを演じてきたが、アンが演じる彼女はそれよりも深い謎をプンプンと匂わせ、それでいてとても知的。最愛の人を失い傷心のブルースの心まで盗み、操ってしまうのか…?

圧倒的なパワーとイデオロギーを武器にした敵、ベイン

そして、本作で最大の焦点となるのが、バットマンを再び戦場へと向かわせる、最強の敵・ベインの存在である。バットマンを脅かす(しかもバットマンはお休み状態…)ほどの強靭な肉体はおろか、一匹狼的なジョーカーとは異なり人々を扇動するカリスマ性を備えている彼は、まさに無敵とも思える。彼の言い分は「腐敗したゴッサム・シティーの浄化と市民による革命」。異様なマスクをつけたトム・ハーディの語り口は実に頭脳明晰さを感じさせ、バットマンにはない生まれもっての覚悟が、観る者までをも扇動していく。果たして、彼がバットマンを表舞台に引きずり出すワケとは…?

2時間45分という長尺の上映時間もあっという間に感じさせる数々のキャラクターたちの正義と苦悩のドラマ、同時に物語の完結に向けて深みを増しながら浮き彫りにされていく、バットマンの「顔」。ノーラン監督は明言する。「バットマンというキャラクターでやりたかったことのすべてを、僕はこの映画に盛り込むことができた。そして、僕はそれをやり遂げた。観客も、すべてが語られたと感じてくれたらと願っているよ」。

公開までもう間もなく。もちろんラストは明かせないが、“やり遂げた”という監督の言葉には納得せざるを得ないはず。一瞬たりとも目が離せない、この壮大な“終焉”の物語をあなたもぜひ体験してみて。

『ダークナイト ライジング』は7月28日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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