『SPEC ～結～ 漸ノ篇』の大ヒット御礼舞台挨拶が11月10日（日）に開催。主演の戸田恵梨香、加瀬亮に加え、おなじみの捜査一課の3人組を演じた岡田浩暉、松澤一之、載寧龍二も乱入し、サプライズで加瀬さんの39歳の誕生日を祝福した。スペックと呼ばれる様々な特殊能力を持つ者たちと持たざる者たちの戦いを描いた人気シリーズの最終章で、本作『漸ノ篇』と11月29日（金）公開の『爻ノ篇』の2部作となっているが、『漸ノ篇』は公開9日間で観客動員数100万人を突破！ 前回の劇場版『SPEC～天～』では100万人突破に14日間を要しており、最終章とあって驚異的なスタートダッシュを切ったと言える。戸田さんは「みなさんのおかげでここに立つことができました。嬉しいのとひと安心という感じ」とホッとした表情。加瀬さんも「全国を戸田さんと回って、たくさんの方に応援していただいていることが分かって嬉しいです」と笑顔を見せた。前作のヒット御礼舞台挨拶の際に、戸田さんは13回鑑賞したという観客に出会ったそうだが、この日も10回目という筋金入りの「SPEC」フリークの姿が見られた。戸田さん、加瀬さん共に当麻、瀬文という本作での役名で声を掛けられることが増えたという。加瀬さんは「普段の僕は（瀬文とキャラクターが）違うので戸惑いますね。イメージを壊しても悪いかなと思うし…」と語るが、すかさず戸田さんから「でも、加瀬さんは“ロールキャベツ男子”（※一見、草食だが実は肉食）ですからね」とフォロー（？）。加瀬さんは「やめなさい！ そういうの」と返し、2人の軽妙なやりとりに会場からは笑いが沸き起こった。舞台挨拶の途中で、岡田さん、松澤さん、載寧さんが乱入すると観客は大喜び。松澤さんは撮影で「ドキッとした思い出」として、「当麻が瀬文のことを『ハゲハゲ』言うんですが、ハゲてないじゃん！ （むしろハゲは自分だと）リアクションをとっていいものかと思い、当麻が『ハゲ』と言うたびにドキッとしてました」と告白。さらに戸田さんに「一回、僕に向かって『ハゲ』って言って下さい」と懇願し、戸田さんは戸惑いつつも「おい、ハゲ」と当麻の口調で呼びつける。松澤さんは「ダハァー!! 嬉しい」と悶絶し会場は爆笑に包まれた。『漸ノ篇』では捜査一課の面々と当麻、瀬文らが“未詳”の部屋で餃子丼を食べるシーンがあるが、撮影を通じてかなりの量を食べたようで、シリーズを通して常に凄い量の餃子を食べ続けてきた戸田さんに、岡田さん以下一同は敬服！戸田さんは「いまでも餃子は食べてます」と明かし、さらに「マヨメロ（＝味覚音痴の当麻がメロンにマヨネーズをかけて食べる）が強烈で、あれを食べてしまうと何でもよくなる」と述懐。ちなみに観客の中にも実際にマヨメロを試した人がいるようで、戸田さんは「マズいですよね！」と顔をしかめていた。加瀬さんにサプライズで用意されたバースデイケーキは特製「SPEC」ケーキで、てっぺんには当麻と瀬文の人形が！ 加瀬さんは戸田さんがわざわざ用意した蝶ネクタイまで着けて祝福され、「照れくさいですね。苦手だな、こういうの」と苦笑しつつも、「ありがとうございます！」と共演陣、客席に頭を下げ会場は大きな拍手に包まれた。『SPEC ～結～ 漸ノ篇』は全国にて公開中。『SPEC ～結～ 爻ノ篇』は11月29日（金）より公開。
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