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【雅子BLOG】『ミトン+こねこのミーシャ』

晩秋短し、どんどん冬に近づいて…と思ったら昨夕は早くも木枯らし1号が吹いて、今年も季節は冬になったようです。ほっこり、温もりが恋しくなる季節到来です…

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晩秋短し、どんどん冬に近づいて…と思ったら昨夕は早くも木枯らし1号が吹いて、今年も季節は冬になったようです。ほっこり、温もりが恋しくなる季節到来です。そんな冬に観たい1本、12月21日(土)に公開になるロシアのアニメーション映画のご紹介です。『ミトン+こねこのミーシャ』。『ミトン』と『こねこのミーシャ』(日本初公開)、それに『迷子のブヌーチカ』(日本初公開)、『レター』の短編4本立て。日本でも人気の高かった『チェブラーシカ』のロマン・カチャーノフ監督によるもの。いずれも1960年代~70年の作品。

タルコフスキーに見られるように、ロシアから届く物語は現実逃避な夢物語が多い。厳しくつらい現実から目を背けるように、奇跡や希望を託し、果てしない夢を描く。それは子ども向けのアニメーションでも同じこと。当時の社会的背景や戦争の影を大きく反映し、子どもに優しく単純なカワイイだけの物語ではないのです。外はシンシンと雪が降り、重く物悲しいメロディ、哀愁が漂って明るさがない。でも、だからこそのファンタジーです。それはそれは儚いけれど珠玉のひと粒の宝石のようではありませんか。

少し前に一斉を風靡したピングー同様、ひとつひとつコマを動かしていくストップモーションアニメーションと言われる手法で人形劇的な臨場感と、観るものを魅了する可愛らしさ。仕草、目の動き、猫や仔犬に至るまで完成度が高く、芸術的で叙情的。小さな声で囁き合うような、ぎゅっと抱きしめたくなるような温かみ、愛らしさが何よりも魅力です。

公開はモーニングとレイトショーのみ。平日は難しくても、例えば寒い休日に早起きして、手をつないでボーイフレンドと、お友達とも、もちろんひとりでもどうぞ。観賞後は温かいロシアンティーで余韻に浸って…。
《text:Masako》

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