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【インタビュー】エマ・ストーン “恋人”目線から分析「スパイダーマン」なカレ

『ヘルプ~心がつなぐストーリー』では信念を貫き真実を書伝える作家志望のヒロインを等身大で演じ、『ラブ・アゲイン』や『小悪魔はなぜモテる!?』などでは、大胆不敵なコメディセンスを見せつけたエマ・ストーン。

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エマ・ストーン『アメイジング・スパイダーマン2』/Photo:Izumi Kakeya
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  • 『アメイジング・スパイダーマン2』-(C) 2013 CTMG. All Rights Reserved.
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『ヘルプ~心がつなぐストーリー』では信念を貫き真実を書伝える作家志望のヒロインを等身大で演じ、『ラブ・アゲイン』や『小悪魔はなぜモテる!?』などでは、大胆不敵なコメディセンスを見せつけたエマ・ストーン。作品ごとに感じさせる彼女の芯の強さは、世界的なスーパーヒーローを横にしたって変わらない。

「これだけの大スケールの作品に巡り会えることはなかなかない事だし、ハーネスを着けてセットからセットへスウィングすることもこの先絶対にないだろうし(笑)、こんなに毎日がエキサイティングな仕事はないわ」。

シリーズ前作から2年――『アメイジング・スパイダーマン2』で引き続き、アンドリュー・ガーフィールド扮する主人公・ピーターの恋人・グウェンを熱演しているエマは、現場での興奮を屈託ない笑顔で話す。

当事者自身も夢中にさせる迫力たっぷりのスパイダーマンの華麗なアクションは勿論だが、高校卒業後、針路の分かれたピーターとグウェンの恋愛の行方も今作での大きな見どころだ。

「ピーターは、ヒーローゆえに自分を犠牲にして人々を助けなければならないし、自分の近くにいることでグウェンにも危険が及んでしまうから敢えて彼女と距離をとらなければならないの。また、前作でグウェンの父親と交わした“彼女に近づかない”という約束を彼は守らなければいけない。でも愛し合っているという大きな葛藤の中での2人の距離は、この作品でずっと流れている大きなテーマでもあるわ」。

また、「ピーターほどではないにしても、誰しもが若い頃に悩んだりもがいたりするもので、そこがこの作品ではよく描かれていると思う。そうして彼がスパイダーマンという“運命”を貫く姿に大きな感銘を受けるわ」とシリーズを通して気持ちを寄せるエマ。そんなピーターにとって、エマが演じるグウェンはガールフレンドである以上にヒーロー的な存在でもある。

「グウェンの明確なビジョンを持っているところや、彼女が持っているヒーロー的な要素や考え方が好きだし、彼女はとても優秀な女性なのでとても尊敬できる。自分と彼女のキャラクターは極端に異なるとは思わないけど、私が彼女に好意を抱く部分と私自身のキャラクターが共通するかは分からないわ。でも、とにかく好きなところがたくさんある女性なので、彼女を演じるのはとても楽しいの」。

撮影で大変だったことを聞かれれば、「これを話してしまうと映画がつまらなくなるから話さないわ(笑)」と率直に返したり、応えた後には「アリガトウ」と日本語を添えたり、その自然で飾らない姿勢は多くの女性から支持されるところでもある。

女優になるべく15歳にして両親を(パワポでプレゼンして!)説得して移り住んだロサンゼルスで、その夢を見事に掴んでから10年。「この10年で“今まさに岐路に立っている”と感じることは何度もあったわ」とふり返るが、それを乗り越える彼女のバイタリティの源はどこから来るのか。

「私がラッキーだと思うのは、変な意味ではなくて、小さい頃から自分の内なる声があって、それに必ず耳を傾けてきたこと。それは頭で考えることではなくて、第六感で“これだ!”と感じることに耳を傾けてきたことが私にとっては良かったと思うの。でもそれはみんなが一人一人持っているもので、人生の中で何をしなければならないというのは決まっているものだと思うし、一人一人に生きている意味や価値が必ずあるっていうことに気づいてほしい。私自身はストーリーテラーを仕事にしているけど、やっぱりクリエイティブなことができているのはすごく嬉しい。でもやっぱり『夢を掴む秘密は?』と聞かれたら、自分に正直に生きることと答えるわね」。

数々の監督から引っ張りだことなったいまもその姿勢は同じ。しかし同時に、世界的に愛される人気作である本シリーズでの大役を経て、新たな自覚が生まれたことも確か。「偉大な力には、大きな責任が伴う」とは本作のキーとなる言葉だが、その新たな自覚とは。
「これまでも、この先もずっと私は成長し続ける過程にいると思うけど、確かにその言葉の意味がだんだんと自分の中で理解できるようになってきたと思う。グウェンを演じることを通して、人生の一瞬一瞬を生かすこと、人生というのは生きているだけでもラッキーだというのを自分自身よく分かってきた。もちろん人生の中には辛いこともあるけど、それを乗り越えて自分が進むべき道、自分がどうありたいかというのを常に考えて道を貫く、自分らしくユニークに生きることの大切さを改めて学んだわ」

間もなく公開となる本作、続く3作目での成長は勿論、ますます研ぎ澄まされていく彼女の美しき輝きから目が離せない。
《text&photo:Izumi Kakeya》

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