結婚を1週間後に控えたカップルたちのマリッジブルーを痛快に描くロマンチックコメディ『結婚前夜~マリッジブルー~』(現在公開中)。本作で映画初出演にして主演を務めた「2PM」テギョンは、現実的でクールな天才シェフを演じているが、このほど、流ちょうなロシア語と英語を披露する料理教室の本編シーンの映像が公開となった。シェフのウォンチョル(テギョン)とネイリストのソミ(イ・ヨニ)、女医のジュヨン(キム・ヒョジン)と野球コーチのテギュ(キム・ガンウ)、花屋を営むゴノ(マ・ドンソク)とウズベキスタン出身のヴィカ(クジャル)、泌尿器科の課長・デボク(イ・ヒジュン)とウェディングプランナーのイラ(コ・ジュニ)。彼ら、7日後に結婚式を控えた4組のカップルが、突如陥ったマリッジブルー。やがて、ソミはネイルコンテストで訪れた済州島で、不思議な魅力を持つ青年・キョンス(チュ・ジフン)と出会う――。チュ・ジフン主演作『キッチン~3人のレシピ~』で繊細に揺れ動く女心をハイセンスな映像で描いたホン・ジヨン監督が、4年ぶりの新作で伝えるのは、結婚という人生の大きな決断を前にした大人の男女がそれぞれ感じるジレンマや苦悩。一生をともにするパートナーに本当にふさわしい相手とは? という永遠の命題(?)をコミカルかつ、時に切なく映し出していく。そんな本作でテギョンが演じるのは、ルックスも腕前もいうことナシ、若き天才シェフのウォンチョル。外国人向けの料理教室を開いており、ロシア語と英語を自由自在に話しながら、料理を教えているという役柄だ。テギョンといえば、アメリカで7年間暮していたことがあるため、英語はほぼネイティブレベル。だが、ロシア語はまるきりの初体験だったという。「撮影3日前から緊張して、前日には眠れず、撮影のときはものすごく震えました(笑)」と、テギョンはその苦労を語る。だが、そんなに緊張していたとは思えないほど、このシーンの映像を見ると、ロシア語も実に自然で見事なもの。どうやって習得したのか聞いてみると、「ウズベキスタン出身のクジャル(ヴィカ役)に教わったのと、ひとりのときは録音したテープをひたすら聞いて真似するようにしました」と明かすテギョン。アイドルとしての活躍に加え、役者としてドラマ出演も相次ぐ多忙な日々の中でも、努力を惜しまない姿はさすが。ロシア語と英語で演技しながら、生徒たちを優しく見守る先生らしい頼もしさも見せる、テギョンの勇姿をこちらから確かめてみて。『結婚前夜~マリッジブルー~』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。