スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の公開に合わせ、その美術を体験できる「思い出のマーニー×種田陽平展」が江戸東京博物館にて開催される。7月7日(月)、特別協賛の「au」によるキャンペーンに内容が発表され、鈴木敏夫プロデューサーが出席し、展示の一部も公開された。『思い出のマーニー』の美術は、日本映画界を代表する美術監督である種田陽平が担当。展示では劇中に登場する、北海道の湿地の中に建つ、ヒロインのマーニーが暮らす洋館“湿っ地屋敷”が再現されており、マーニーの部屋の小道具や装飾のディティールを体感できるようになっている。7月10日(木)からは、「ジブリの立体建造物展」と銘打って、江戸東京博物館の分館である「江戸東京たてもの園」にて、ジブリ作品に登場する様々な建物にスポットを当て、ミニチュアを中心とした立体作品、設定資料、背景画などを展示する展覧会も開催される。「au」はこれらの展示会を応援するためのキャンペーンを展開。これらの展示をスマートフォンで体験できる「見つめるジブリ展」、さらにスタジオジブリ公式読み物サイト「ジブリの森」にて、トトロやコダマのLINEスタンプの配信などを行なう。鈴木プロデューサーは「映画を作る上で、アニメであれ実写であれ、キャラクターの後ろにある世界をどう作るかが大事」と語る。本作における美術についても「今回、実写の世界から種田さんをお招きして、新しい風を吹き込んでもらった。湿地に似合う洋館をデザインしていただいたんですがおもしろい。種田さんは30年やってきたこれまでのジブリ作品を検証して、これまでにやってないものを作ってくださった」と称賛する。そうした美術を立体化して展示するという今回の試みについても「今回は種田さんの方から『やりたい』と言ってやることになった、種田さんありきに展示会」と自信ありげに語る。そして「ウォルト・ディズニーはいろんな映画を作って来たけど、最後に頑張ったのはディズニーランドの建設。それは“立体”だったからだと思う」と多くの人にジブリの美術を“体感”してもらうことの意義を熱く語っていた。映画『思い出のマーニー』は7月19日(土)より全国にて公開。「思い出のマーニー×種田陽平展」は江戸東京博物館にて7月27日(日)より開催。「ジブリの立体建造物展」は7月10日(木)より江戸東京たてもの園にて開催。
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