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講談社ノンフィクション賞受賞作ドラマ化へ! 「しんがり 山一證券 最後の聖戦」

清武英利原作、2014年度講談社ノンフィクション賞を受賞した話題作「しんがり 山一證券 最後の12人」。このたび、本作のドラマ化が決定し、WOWOWにて放送されることが明らかとなった。

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原作:清武英利「しんがり 山一證券 最後の12人」(講談社)
原作:清武英利「しんがり 山一證券 最後の12人」(講談社)
  • 原作:清武英利「しんがり 山一證券 最後の12人」(講談社)
  • 原作者である清武英利
清武英利原作、2014年度講談社ノンフィクション賞を受賞した話題作「しんがり 山一證券 最後の12人」。このたび、本作のドラマ化が決定し、WOWOWにて放送されることが明らかとなった。

1997年11月、四大証券の一角を占める“人の山一”と呼ばれた山一産業が自主廃業を発表した。幹部ですら直前まで、約二千六百億円もの帳簿外の債務があったことを知らされていなかった。簿外債務の法律違反があること、会社が大きすぎて財務体力も銀行の支援もないことから、大蔵省は。事業を継続しながら自主再建する「会社更生法」の適用でなく、「自主廃業」を求めた。二千六百億円の簿外債務は、いつ、どのように生まれ、どのように隠し続けられたのか。役員までもが沈没船から逃げ出す中、最後まで会社に踏みとどまり、真相究明と顧客への清算業務を続けた社員たちがいた。彼らは社内から“場末”と呼ばれ、煙たがられた部署の連中だった。彼らは戦に敗れて退くとき、軍列の最後尾で戦う“後軍(しんがり)”そのものだった――。

誰もが予想だにしなかった巨大金融企業の破綻は、日本経済に大きな打撃を与えるだけでなく、日本の終身雇用の終わりを告げる事件ともなった。本ドラマでは、会社の消滅のときまで、仲間と共に闘い続けた熱き社員たちの姿を描く。監督を、平成25年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞した「ドラマWチキンレース」、映画『柘榴坂の仇討』の若松節朗、脚本を「相棒」シリーズを手がける戸田山雅司が務める。

このたびのドラマ化決定にあたり、原作者・清武氏は「しんがりたちはドラマに向いていないと思っていた。彼らは半沢直樹のようなスーパーマンではなく、何事もなければ他人に知られることもなかった普通のサラリーマンでありOLだから。たまたま、山一證券の破綻のときに後列から押し出され、心の奥底の固い芯が現れたのだろう」と明かす。さらに、「企業敗戦はどこにでもあり得ることで、私たちの隣にある現実だ。もしこのドラマに心を動かされる人がいたとしたら、その人の中にも『しんがり人』と同じような抵抗と希望のちからが潜んでいるからだと思う」とコメントを寄せた。

気になるキャスト陣などについては、後日発表予定だという。

「しんがり 山一證券 最後の聖戦」は2015年9月、WOWOWにて放送予定。
《シネマカフェ編集部》

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