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木村佳乃、「同志」伊藤英明とのダメな夫×イタくてヤバい妻の夫婦役に自信

伊藤英明と木村佳乃が3度目の競演にして初めて夫婦役を演じる心理サスペンス「僕のヤバイ妻」が4月19日(火)より放送。撮影に臨んでいる2人が本作の“ヤバさ”、互いへの思いなどについて語った。…

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「僕のヤバイ妻」- (C) フジテレビ
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伊藤英明と木村佳乃が3度目の競演にして初めて夫婦役を演じる心理サスペンス「僕のヤバイ妻」が4月19日(火)より放送。撮影に臨んでいる2人が本作の“ヤバさ”、互いへの思いなどについて語った。

「ストロベリーナイト」や「ようこそ、わが家へ」などを手掛けた黒岩勉のオリジナル脚本による本作。幸平は家庭に息苦しさを感じ浮気に走り、妻を殺すことを決意する。だが帰宅すると血痕だけが残され、妻の姿は消えており、やがて妻を誘拐したという犯人からメッセージが届く。ここから事件は思わぬ様相を見せ、幸平は妻の恐るべき一面に気づかされることに…。

本作のオファーに関して、通常よりも急なタイミングだったそうで、伊藤さんは、生まれたばかりのお子さんの世話も忙しく、出演を迷ったというが「脚本を読んだら非常に面白くて」受けることを決意したという。演じる幸平は「ひとことで言うとダメな夫(笑)」だが「4話まで読むと、僕よりもやばい人物がいっぱい出てくる。一番のキーポイントは、佳乃さんが演じる真理亜です!」と断言する。

木村さんも大河ドラマ「真田丸」に出演中であり、育児もあって「キャパシティオーバーで迷惑になるのでは?」戸惑ったそうだが、やはり「脚本が本当に面白かったのと、相手が伊藤さんと聞いて、これはぜひやらせていただきたい」と出演を決めた。

伊藤さんが「ヤバい」と称した真理亜について木村さん本人は「とてもシンプル。夫が本当に好きだと思うんです」と純粋で真っ直ぐな夫への愛こそが彼女の軸だと語る。「ただ幸平の気持ちがほかの人に向いていると気が付いたときどうなるのか? 普通なら気持ちが離れたり、悔しいと思って復讐したりする。でも、彼女は単なる復讐心で動くのではないんです」と真理亜が普通(?)の“寝盗られ妻”とは違うと語る。

一方で木村さんは真理亜に対し「なぜ幸平の気持ちが離れたかの原因が分かっていないところはイタい(苦笑)。隙がないから相手の気持ちも読まなかったんですね…」と同情を口にする。伊藤さんは、真理亜の行動を「押しつけだもんね、全部」とバッサリ。「息苦しいし、男として、夫としての機能を果たせないから疲れちゃう」とも。

純粋ではあるが、それゆえに自分の見たいものしか見えず、常軌を逸していく。それは、真理亜に限らず本作の登場人物に共通する特徴と言えるのかも。伊藤さんは「キャスト全員がそれぞれの欲を全面的に出していて、なんとか自分のものにしようとしている。それに失敗して制裁を加えされられるところが見ていてストレス解消になるかも(笑)。ちょっとしたコメディ要素も入ってくるんじゃないかと思っています」と語る。

2人の初共演は1999年のドラマ「Over Time オーバータイム」。その後、三池崇史監督の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』でも共演し、本作に至るが、今回は初めての夫婦役。伊藤さんは「やはり僕ら、現場で『はじめまして』が多い。そこでいきなり夫婦は難しいけど、(木村さんは)気心知れているから。僕、こう見えて、すごくシャイで…シャイっていうか恥ずかしがり屋で(笑)」と長い付き合いである木村さんへの信頼を口にする。

木村さんはその言葉を受け「シャイですよねー。すごいかわいい、シャイボーイ(笑)」とうなずく。木村さんにとって、伊藤さんは「同志」のような存在。「(夫婦が)ギクシャクして歯車が狂っちゃってるところから始まりますが(伊藤さんは)俳優として、尊敬して信頼しているので心強いです。男女だけど俳優同士、そこに性別はないと思っているので、同じものを創っていく上で、伊藤さんとの夫婦役は、きっと想像以上に良いものができると思います」と伊藤さんと一緒だからこその自信をのぞかせる。

改めて、本作について木村さんは「どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続。真理亜が計画した以上のこともどんどん起きるので、そこはまたお楽しみで!」と語っていた。

「僕のヤバイ妻」はフジテレビ系列にて4月19日(火)21時~放送開始(初回2時間スペシャル)。
《シネマカフェ編集部》

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