女優の中谷美紀が4月1日(金)、東京・渋谷のパルコ劇場で舞台「猟銃」のゲネプロを実施。共演するロドリーグ・プロトー、演出を手がけるフランソワ・ジラールとともに2011年以来の再演に意欲を燃やした。日本の誇る文豪・井上靖の名作小説を原作に2011年、中谷さんが初舞台を踏んだ「猟銃」を5年ぶりに再演。ある男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘から届いた三通の手紙によって浮き彫りにする。中谷さんは1人3役に挑み、初演に続きプロトーが台詞のない“フィジカル・アクター”として、抜群の身体能力で“男”を象徴的に演じる。「(初演から)5年を経て、さまざまな経験をし、少しは人間的にも成長したいま、改めて魂をこめて大切に3役を演じたい」と中谷さん。印象に残る台詞は「あなたは、愛することを望みますか。それとも愛されることを望みますか?」だといい、「人間にとって、永遠のテーマであり、いまだに答えを探している。愛とは何かを問いかける舞台」と語っていた。舞台は90分間ほぼ中谷さんの独白スタイルで進み「台詞量も膨大ですし、挫折しそうになったことも。『延期してもらおうかな』『舞台を美輪明宏さんにお譲りしようかしら』と思ったほどですが、プロデューサーから『じゃあ、別の女優で再演する』と言われてしまい…」と苦労を明かした。共演するプロトーは「すばらしいアーティスト。おかげでいい芝居をさせてもらっている」と中谷さんを絶賛。国際的な演出家であり、映画監督として中谷さんが出演した『シルク』、ダスティン・ホフマン主演の『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』などで知られるジラール氏も「女優として次のステップに進んだ中谷さんと一緒に、限りない深みがある『猟銃』の終わりなき探究を続けられるのがうれしい」と再タッグの喜びを語った。舞台「猟銃」は4月2日(土)からパルコ劇場で上演。
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