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ペドロ・アルモドバル最新作、カンヌコンペ部門へ!母と娘を描く『ジュリエッタ』

5月11日(現地時間)より開催される第69回カンヌ国際映画祭にて、巨匠ペドロ・アルモドバルの最新作『ジュリエッタ』(原題)がコンペティション部門に正式出品されることが決定…

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ペドロ・アルモドバル監督/『ジュリエッタ』(原題)
ペドロ・アルモドバル監督/『ジュリエッタ』(原題)
  • ペドロ・アルモドバル監督/『ジュリエッタ』(原題)
  • アルモドバル監督&ペネロペ・クルス -(C) BENAINOUS/SANCHEZ/Gamma/Eyedea/AFLO
5月11日(現地時間)より開催される第69回カンヌ国際映画祭にて、巨匠ペドロ・アルモドバルの最新作『ジュリエッタ』(原題)がコンペティション部門に正式出品されることが決定。『オール・アバウト・マイ・マザー』で「監督賞」、『ボルべール<帰郷>』で「主演女優賞」「脚本賞」受賞の栄誉を得たアルモドバルが、再び運命に翻弄される母と娘を描く本作で、念願のパルムドールを狙うことになった。

娘のアンティアとマドリードに暮らすジュリエッタ。2人は静寂の中で、アンティアの父であり、ジュリエッタの夫であるクソアンの死を悲しんでいる。やがて、18歳になったアンティアは、理由を一言も告げず、母親の前から去っていく。ジュリエッタはあらゆる手段を尽くして娘を捜し出そうとするが、そこで明らかになったのは“自分は娘のことをほとんど何もわかっていなかった”ということだけ。

そして現在、恋人の作家ロレンゾとともに暮らす55才のジュリエッタ。彼女が、古い知人の口から12年間も音信不通となっていたアンティアの名前を聞いたとき、彼女の人生の運命が大きく動き出す。以前にアンティアと暮らしていたアパートに再び住み始めたジュリエッタは、娘に当てた手記に見立て、これまで忘れ去ろうとしていた自分の30年間の過去について書き始める――。

本作は、女性たちに向けた数々の名作を生み出してきたアルモドバル監督の最新作。自分の大切な家族でさえ“確かな存在”として感じることができない、ある母親の物語であり、愛する人がまるで存在しなかったかのように、私たちの生活から突然消えてしまうミステリーともなっている。

アルモドバル監督といえば、カンヌ国際映画祭では『オール・アバウト・マイ・マザー』で「監督賞」を受賞し、『ボルべール<帰郷>』では「脚本賞」とともにペネロペ・クルスら6人の出演女優全員が「主演女優賞」を獲得している。この2作に『トーク・トゥ・ハー』を加えた“女性賛歌三部作”にも通じるような、母と娘の数奇な運命と愛を描く本作。すべての女性たちに贈る人生のラブレターで念願のパルムドールを狙うアルモドバルに、引き続き注目していて。

『ジュリエッタ』(原題)は今秋、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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