満洲で起きた「接待」という名の性暴力の実態、日本の敗戦とともに消えたまぼろしの国で生きて日本に帰るために、敵・ロシア軍に助けを求めた開拓団の話。命と引き換えに犠牲となったのは、数えで18歳以上の女性たち。15人の女性たちは性の相手として差し出された。この事実は長年語られることなく、沈黙の中に沈められていた。しかし、戦争から70年の年月を迎えようとしている2013年、公の場でこの事実を明かした。本作はそんな女性たちのオーラスストーリーを丁寧に紡いだ作品。
松原文枝
ドキュメンタリー映画『黒川の女たち』が「第99回キネマ旬報ベスト・テン」文化映画部門第2位など多くの賞を受賞したことを受け、受賞記念上映を各地で開催する。