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【インタビュー】『溺れるナイフ』小松菜奈×原作者ジョージ朝倉 激しい運命に心揺れて

海沿いを2人乗りのバイクが滑走し、後ろにまたがった少女が叫ぶ、「この海も山もコウちゃんのものだ! 私も…コウちゃんのものなんだ!」。小松菜奈演じる望月夏芽が…

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小松菜奈『溺れるナイフ』/photo:Nahoko Suzuki
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  • 小松菜奈『溺れるナイフ』/photo:Nahoko Suzuki
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  • 『溺れるナイフ』(C)ジョージ朝倉/講談社 (c)2016「溺れるナイフ」製作委員会
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  • 『溺れるナイフ』(C)ジョージ朝倉/講談社 (c)2016「溺れるナイフ」製作委員会
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海沿いを2人乗りのバイクが滑走し、後ろにまたがった少女が叫ぶ、「この海も山もコウちゃんのものだ! 私も…コウちゃんのものなんだ!」。小松菜奈演じる望月夏芽が天を仰ぎながら、心を開放するかのように叫ぶトレーラーの1コマだけで、作品の瑞々しさの一端を垣間見ることができる。10代の恋と衝動を描いた映画『溺れるナイフ』が、ついに公開された。本作の主人公を演じた小松さん、そして累計170万部突破の原作コミックを手掛けた漫画家・ジョージ朝倉先生の2人に独占インタビューした。

「映画化は大変だろうな、と思われるような作品にしたいというのはありました」とは、インタビュー最初の朝倉先生の発言。これまで数々の漫画を世に送り出し、『恋文日和』、『平凡ポンチ』、『ピース オブ ケイク』といった名作が実写映画化されてきた。しかしながら、朝倉先生は、「よく私の漫画の評価で、“映画的”とおっしゃっていただけるんですけど、もともと映画が好きで映画に影響を受けて描いた漫画なんです。それを映画化するのは変な話だなと思いまして」と、冷静に話す。

そんな朝倉先生の背中を押したのは、山戸結希監督からの映画化への想いをつづった直筆の手紙だった。まるでラブレターとも呼べそうな熱量だったそうで、「本当にとても熱いお手紙で、こんなことは二度とないんじゃないかと思いました。映像化に関しては、たいていプロデューサーさんが見つけてくれるものが多くて、監督から直に打診していただいたのは初めての経験でした。こんなに幸せなことはないだろうから、最後のチャンスかもしれないと思い、お引き受けしました」。

原作者、そして監督の熱い想いが込められたこの作品で、主人公の夏芽を演じたのが、主演の小松さんだ。ことの大きさは、周りの反響から薄々感じ取っていたと切り出す。「『溺れるナイフをやります』と言ったときに、『楽しみにしてます』とたくさんの関係者の方に言われたんです。そんなことはいままでなかったので、すごくうれしいことで、とにかく全力でやるきるしかないと思いました」と決意をしたものの、「山戸監督と聞いたとき、大変な現場になるんだろうなっていうのは予想していたんですけど、想像以上の現場でした(笑)」と、述懐。
《text:Kyoko Akayama/photo:Nahoko Suzuki》

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