美女も舞う!休戦を祝う狂騒のダンスシーン解禁『オン・ザ・ミルキー・ロード』
『パパは、出張中!』『アンダーグラウンド』で2度のカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝くなど、三大映画祭を制した“反逆児”エミール・クストリッツァの9年ぶりの最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』。このほど、彼の真骨頂
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監督・脚本・主演をクストリッツァ自らが務めた本作は、ヒロインにモニカ・ベルッチを迎え、戦争が終わらない国を舞台に、運命の出会いを果たしたミルク運びの男と美しい花嫁の壮大な愛の逃避行の物語。戦争の悲惨さ・愚かさを描きながらも、その中に情熱的な恋、狂騒のダンス、温かいユーモアが詰め込まれた『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』などで世界を熱狂させたクストリッツァのエッセンスが詰め込まれた到達点ともいえる作品だ。
このたび解禁された本編映像は、陽気で、どこか郷愁を誘うバルカン・ミュージックが奏でられる狂騒のダンスのシーン。戦争が続く中、敵国との休戦協定により、突如村に平和が訪れる。狂喜する村人たちは酒を飲み、楽器を弾き、歌い、踊って大騒ぎ! 主人公コスタを想う村の娘・ミレナも過激なダンスを披露。どんちゃん騒ぎのなか、クストリッツァ演じるコスタも自らバンドに交じって得意のツィンバロムを演奏し、宴を盛り上げている。
「この世に平和が訪れるのは ビッグ・ブラザーがくたばる時だけ」。そんな過激な歌詞が並ぶ村人たちの歌には、何より平和への祈りが込められている。
本作の音楽を担当するのは、クストリッツァ監督が率いるバンド「エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ」のメンバーであり、監督の実子でもあるストリボール・クストリッツァ。「彼はジプシー音楽のリズムに乗せたノスタルジックなスラブ調のメロディーを作ることを心得ています。また、ストーリーに沿って、音楽でドラマティックな緊張感を生み出したり、とても美しいオーケストレーションが出来るのです」と、息子ストリボールに熱い信頼を寄せる監督。
狂騒の歌とダンスが繰り広げられるまさにクストリッツァ印の真骨頂ともいえるシーンを、ここから確かめてみて。
『オン・ザ・ミルキー・ロード』は9月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。