【インタビュー】有岡大貴×成田凌×新木優子×馬場ふみか 視聴者から演者へ『コード・ブルー』が与えたもの

『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』では、さらなる輝きを見せる彼らに、また会える。そこには、前述の若き出演者ら――有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか――の存在も欠かせない

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馬場ふみか&成田凌&新木優子『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』/photo:You Ishii
  • 馬場ふみか&成田凌&新木優子『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』/photo:You Ishii
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誰もが心に残る、鮮烈に記憶に刻まれている作品がある。2008年、フライトドクター候補生らの逡巡と葛藤を描いた「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」(以下、「コード・ブルー」)は大反響を受け、翌年にスペシャル版、2010年に2ndシーズンが放送され、2017年、待望の3rdシーズンを迎えた。1~2ndシーズンにて、いっぱいいっぱいになりながら、恐れ、傷つき、もがいていた藍沢、白石、緋山、冴島、藤川(山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介)が、新米フェローとナースを受け入れた3rdシーズンは、立派に成長した姿に視聴者も静かな感動を覚えたものだ。

そして、『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』では、さらなる輝きを見せる彼らに、また会える。そこには、前述の若き出演者ら――有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか――の存在も欠かせない。ドラマシリーズの撮影現場では、すでに出来上がっているチームに入る緊張感があったと語った4人だが、劇場版では打って変わり「ホーム感に満ちていた」と異口同音に唱え、微笑み合う。その陰には、当然5人の先輩俳優がいたからだと、感謝の気持ちをにじませた。

『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』 (C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会
劇中にて、てんでばらばらな方向を向いていた4人が、いつしか手を取り合い、同じ方向を見つめるようになったように、10年に及ぶ人気シリーズという伝統を一緒に継いでいく彼らの覚悟を見れば、登場人物と同じような成長を遂げたのではと、思わず重ね合わせてしまう。青春の時分に観た至極の作品、その視聴者から演者へと華麗に変化したいまでも、有岡さん、成田さん、新木さん、馬場さんは「“コード・ブルー”のファンである」と、インタビューでリアルな心境を語ってくれた。

ここまで自分の感情が動く作品はあまりない



新木優子『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』/photo:You Ishii
――完成作を御覧になって、いかがでしたか?

有岡:最初のヘリの音が、劇場版ならではで体にズサンッとくる感じで…!

成田:わかる! ずっしり!

馬場:だいぶ体に響いたよね。

新木:そうそう。自分たちが撮影で感じたことのある音だな、と思いました。そのまんまだから、あれはドラマでは味わえない。

有岡:観ていて、胸に迫るシーンもすごく多くて、ここまで自分の感情が動く作品はあまりないなって。「これ以上のことはないだろう」と思えば、さらにその上を突き抜けてくるというか。感情の波が連続でくるから、どれだけ人の心を揺さぶるんだろうって思います。

成田:番宣でも「シリーズ史上最大の…!」と言っていますけど、事故としても本当に大きいし、ひとりひとりを追っていく場面も深いですし、本当の意味での「盛りだくさん」感があるんです。視覚的にも、気持ち的にも、広く、深く、ガツンときました。

新木:(涙を拭くための)タオルではダメ、バスタオルが必要!劇場版では命に向き合う場面から、親子関係や結婚の悩みまで、自分が生きていく上で起こり得るシチュエーションがすごくリアルに描かれているから、どの世代の方でも感情が入るポイントがあると思います。

馬場:本当に。1stシーズンからこれまでの関係性をすべてつないでいくというか、いままでのものが最終的にまとまる感じが、よりファンとして泣ける部分があったりもしました。

成田:そう、ファンとして観ると、またいい! 5人揃うところが結構あって…いいんです(笑)!

成田凌『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』/photo:You Ishii
――1stシーズンからの振り返りから始まりますし、オープニングからグッときました。

成田:僕たちも当時、普通に観ていた作品ですから、1st、2ndときて3rdの映像になると「あ、自分たちも入っている…!」と思うんです。

馬場:うん!

新木:先輩たちは変わっていないんだけど変わっている…大人の魅力が増しているんですよね。10年という歴史を感じました。

有岡:3rdシーズンからの参加でも、改めて「いろいろなことがあったんだな」って勝手に感慨深い気持ちになってしまうんです。

成田:そう、1~2ndは、変な見方になるよね?

有岡:知っているけど、知らない世界、みたいな。

馬場:視聴者としての目線もあるからね。その中に気づいたら、自分たちもいる。

新木:劇場版では、先輩たちが多く描かれている中で、いままでフェローとして出ていた私たちのキャラクターの部分も色濃く出ているんです。

馬場:ドラマからの成長がすごく見えるよね。

新木:フェローたちの変化が、劇場版でわかるというか。

成田:そうそう、先輩たちの重荷をちょっとでも軽くできる存在になった。僕たちがちょっとでもハードルを超えることによって、先輩たちが前に進みやすくなった気もしています。

馬場ふみか『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』/photo:You Ishii

ようこそ、“コード・ブルー”へ――緊張からホームへと変わった場所



『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』 (C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会
――3rdシーズンから入った皆さんは、「新参者」的立場だったと思うんですが、劇場版での撮影の違いなど、ご自分たちで感じる変化はありましたか?

成田:ドラマから1~2か月空いていたんです。劇場版の撮影のときには、すごくホーム感がありました。

全員:うん。

新木:ドラマに入るときと映画に入るときでは、安心感が違いました。医療リハとかも、冷静に出来たりして。

成田:ちょっと慣れたよね!医療リハ、最初のときは半端ないんですよ。本当にいろいろな人が動いていて、何もわからないでそこにいると、ただピリピリしている空気だけが伝わってくる。最初は(手が)ブルブルで…。

有岡:最初は何もかもが怖かったけど、段々わかるようになってきたからね。

成田:わからないところは先輩たちが丁寧に教えてくれたよね。

新木:ドラマがあったからこそ、安心感があってうまく進んだんだなって思います。

『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』 (C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会
――どれくらいの段階から、構えずに臨めるようになったんですか?

成田:最初のほうに、山(下)さんが食事会を開いてくれて、そこは大きかったです。山さん主催の食事会なのに、「自分が、自分が」という感じではなく「皆で」って。全部準備してくれているのに、それを表に出さない方で。

新木:確かに! 役者同士の距離が近づいたのは、すごく大きかったと思います。前室で先輩たちが話しかけてくださったり、コミュニケーションが取れていたのが、芝居にも反映されたというか。

成田:先輩たちが、すごい受け入れ態勢でいてくれたよね。

新木:私、すっごく印象に残っていることがあって。一番最初の医療リハのときに、比嘉さんが「ようこそ、“コード・ブルー”へ!」と、満面の笑みで言ってくださったんです。すっごく緊張していたけど、笑顔にほぐされて…。とても大きな一言でした。

『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」 製作委員会

存在自体がパワー 5人の先輩たち



『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(C)2018「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」 製作委員会
――いまのお話のように、5人の先輩方とのやり取りで印象に残っていることは、ほかにありますか?

馬場:あります。映画に関しては、私は結衣さんと同じシーンがすごく多くて、現場ではずっと一緒だったんです。そのときに、言葉をかけるでもなく、そっとずっと近くにいてくださったんです。その行動が、すごく心強くて。「何だろう、この安心感」という感じとでもいうのか…。

全員:わかる!

成田:(いてもらえて)「味方!」ってなるよね!

新木:そうなんだよね。私も第2話で白石先生に報告に行くシーンで、私のテイクがすごく長くかかってしまったんです。申し訳なくて結衣さんのほうを見たら、目が合って、ふみちゃんが言っていたような「大丈夫だよ」ということを、無言で雰囲気で伝えてくださって。その安心感は何にも変えられなかった。すごくうれしかったし、結衣さんがいたから一番最初の山場を乗り越えられたなって思います。

成田:「何も言わないで見守ってくれる先輩シリーズ」、続けていい(笑)? 俺もドラマのときに、冷凍倉庫で「寒い」「しんどい」と言っていたとき、実際、本当にしんどかったんですよ。最後のほうで藍沢先生から電話がきて、声が聞こえただけで、藍沢先生がどこかに存在するというだけで安心しました。存在がパワーなんですよね。山さんは、本当にいるだけで精神的に引っ張っていってもらっていました。

新木:先輩方はいてくださるだけで励みになっていました。戸田さんはドラマの中ではキリッとされていますけど、前室とかではすごく笑顔な印象で。緊張感のあるシーンの前に笑っていらっしゃるのを見ると、こっちの緊張もすごくほぐれます。

有岡:僕は…ちょっと違う話をしますけど…、映画の待ち時間のときに、山下くんがやっているトレーニングの方法を教えてもらいました(笑)。

全員:やってたね!

馬場:そのときも、優しく微笑んでいらしたイメージ。

新木:先輩にも言ってくださる方や、いろいろなタイプがいらっしゃいますけど、「コード・ブルー」の先輩方は「何かを語る」のではなく「背中で語る」タイプだったのかな、と思います。いまの経験があるからこそなのか、いま思えば、私たちが汲み取りやすいようにしてくださっていたのかな、と感じるんです。皆さんに共通していました。

全員:うん。

馬場ふみか『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』/photo:You Ishii
――将来的に、このままシリーズが続いていたら、ご自分たちの役はどうなっていると思いますか?

馬場:だいぶ先だと…雪村は、看護師長とかになれるのかな!?

成田:そういうことだよね!

新木:いまはフェローとして指導していただいている側だけど、例えば、10年とか15年とか時間がたっていたら、ビシバシ指導したりしたい、かな。

成田:目で会話できるくらいの関係性になりたい。

有岡:横峯も、指揮官になっているかもね?

新木:…頑張ろ(笑)。

馬場:灰谷先生がなっているかもよ?

成田:勝手な僕の分析だと、「灰谷」は灰色で、白石先生と黒田先生(柳葉敏郎)のサラブレッドだと思っています。

全員:おお~。

成田:だから、僕が指揮します!

馬場ふみか&成田凌&新木優子『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』/photo:You Ishii
《text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii》

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