是枝裕和総合監修、10年後の日本を描く『十年』公開日11月3日に決定

是枝裕和監督が総合監修し、5人の監督が日本の十年後を描くという国際プロジェクト『十年 Ten Years Japan』の公開日が、このほど11月3日(土)に決定したことが分かった。

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『美しい国』/『十年 Ten Years Japan』(C)2018 “Ten Years Japan” FilmPartners
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是枝裕和監督が総合監修し、5人の監督が日本の十年後を描くという国際プロジェクト『十年 Ten Years Japan』の公開日が、このほど11月3日(土)に決定したことが分かった。

>>『十年 Ten Years Japan』あらすじ&キャストはこちらから

本作が描くのは、新しい年号になって10年目の未来――。まだ見ぬ日本を、20代から40代の5人の新鋭監督が「高齢化」「AI教育」「デジタル社会」「原発」「徴兵制」とそれぞれをテーマに、日本が抱える問題を見つめて描いていく。

平成30年8月15日、本日は73回目の終戦記念日。本作の一編、ラストを飾る石川慶監督作『美しい国』は、徴兵制を公示するポスターを手掛ける広告代理店の社員・渡邊(太賀)が、デザインを一新するという防衛省の意向を大物デザイナーの天達(木野花)に伝えるという大役を先輩社員にふられてしまい…というストーリーで、“徴兵制”が施行された日本を描いた作品だ。

いまの日本において、この“徴兵制”は遠いものに感じる人が大半かと思われるが、しかし、70数年前の日本には徴兵制があり、第二次世界大戦終盤には学徒出陣の名のもとに大学生さえも戦地に出征していたのも事実。では、日本が再びそのような事態となったら…? 10年後の会社員の日常の仕事の中に“徴兵制”を描いたのはなぜだったのか。石川監督は以下のようにコメントしている。

●石川慶監督コメント
十年後、83歳以下の人は誰も戦争を知らない時代がやってきます。実質、戦争を覚えている人が社会からほとんどいなくなると言っても過言ではないのでしょう。話を聞きたくても、意見を仰ぎたくても、もうその人たちはいないのです。そう思うと、僕らはけっこう重要な転換期に生きている気がするし、たぶんとても重要な責任を負っているんだと感じます。でも僕は、次の世代に渡すべきバトンを何も持っていないことにただ愕然としてしまいます。“もう遅い/まだ間に合う”という香港版のキャッチコピーを重く受け止めつつ、“まだ間に合う”という思いを込めてこの短編を撮りました。


『美しい国』のほか、本作は『PLAN75』『いたずら同盟』『DATA』『その空気は見えない』の5作品で構成。キャストには、杉咲花、太賀、川口覚、池脇千鶴、國村隼ら実力派俳優たちが参加する。

『十年 Ten Years Japan』(C)2018 “Ten Years Japan” FilmPartners
『十年 Ten Years Japan』は11月3日(土)よりテアトル新宿、シネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開。
《cinemacafe.net》

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