【インタビュー】『春待つ僕ら』北村匠海×小関裕太×磯村勇斗×杉野遥亮×稲葉友 一緒の時間を過ごす、ということ

「5人でギュッと近づいてください」、そう伝えると最年少の21歳・北村匠海を取り囲むように、23歳の小関裕太と杉野遥亮、26歳の磯村勇斗と稲葉友(※早生まれ)は、自然と顔を寄せ合い笑顔を交わしていた。

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北村匠海×小関裕太×磯村勇斗×杉野遥亮×稲葉友『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 北村匠海×小関裕太×磯村勇斗×杉野遥亮×稲葉友『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 北村匠海『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 小関裕太『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 磯村勇斗『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 杉野遥亮『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 稲葉友『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 北村匠海『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
  • 小関裕太『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
「5人でギュッと近づいてください」、そう伝えると最年少の21歳・北村匠海を取り囲むように、23歳の小関裕太と杉野遥亮、26歳の磯村勇斗と稲葉友(※早生まれ)は、自然と顔を寄せ合い笑顔を交わしていた。取材の写真撮影でさえ阿吽の呼吸なのだから、共演した映画『春待つ僕ら』現場での、共に過ごした時間の濃密さがおのずとうかがえる。近い距離感だからこそ生まれた作品の価値が、そこにはあった。

あなしんの人気コミックを映画化した本作は、うまく友達が作れず、なかなか“ぼっち”から抜け出せない春野美月(土屋太鳳)が、同じ学校の人気男子バスケ部の4人と出会うことで、自分らしさを大事にしながら成長する物語。北村さん、磯村さん、杉野さん、稲葉さんは、「四天王(浅倉永久役、若宮恭介、多田竜二、宮本瑠衣)」と呼ばれるバスケ部の花形となり、一方、小関さんは彼らのライバル校のエース・神山亜哉として、また美月に想いを寄せる永久の恋のライバルとしても立ちはだかった。

『春待つ僕ら』(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
監督は、『ROOKIES-卒業-』のほか、「世界の中心で、愛をさけぶ』「JIN-仁-」、「仰げば尊し」と心の機微を丹念に捉える映像が印象に残る平川雄一朗が務めた。平川監督のもと、それぞれの見せ場もきちんと用意されている同作では、かなり高度なリクエストもあったというバスケットのシーンも加わり、見どころたっぷり。1年前に撮影が終わってからも、頻繁に連絡を取り合い、よく会う仲だという5人に、役以上とも言える親密なムードのまま、クロストークしてもらった。

バスケ漬けの日々が実を結んだ撮影の成果


――とても打ち解けた5名のご登場です。どの段階から今のような雰囲気になったんですか?

小関:割と最初から、みんなと仲は良かったです! というのも、撮影が始まる前から、みんなでバスケの練習をしていましたし、練習終わりにみんなでごはんを食べに行ったりもしていましたから。

北村:2か月くらい前から、週1回は練習していたっけ?

杉野:結構バスケ漬けだったよね。

『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
磯村:そうだね、やっていたね。作品が始まってからも本番前に夜、体育館で練習したりして、やっていました。戦術とかも難しかったよね。

北村:そうそう。全部決まっているから、殺陣みたいな感じなんですよ。

小関:しかも、清凌高校(※北村さんたち)は試合数が多かったから、パターンも多かったんじゃない?

稲葉:試合以外に練習のシーンとかもあったしね!

北村:そうそうそう、ちょっと大変でしたね。

稲葉:懐かしいなあ。バスケの練習で会ったときに「はじめまして」で、この少人数でバスケをしながら、コミュニケーションを取りながら、という感じだったんです。作品を作りながらの、あの時間は、すごくありがたかったですね。

『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会

――北村さん、磯村さん、杉野さん、稲葉さんはバスケ経験者ですが、小関さんは未経験の中、入っていかれたんですよね?

小関:そうなんです。皆からたくさんアドバイスをもらったり、優しくしてもらったりしました。僕はかなり盲目的にやっていたので、みんなに気を遣ったりもできない状況で。みんなの顔とか、全然見えてなかった!

『春待つ僕ら』(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
――4名が小関さんをしごく、的な練習もあったり?

北村磯村杉野稲葉:いやいやいやいや(笑)!

稲葉:勝手にやっているんだよ、裕太は!

杉野:努力家なんだよね!

稲葉:「もう帰るよ」と言ってるのに、まだやっているんだもん。「じゃあ置いていくか」って置いて帰ったけど(笑)。「そういう人なんだなあ。ああ、すげえなあ」と思って見ていましたね。

磯村:うん、本当にそうだね。

北村:ずっとバスケやっていたよね。みるみる上手くなっていくし。

『春待つ僕ら』(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
杉野:1回、小関くんが「膝が痛い」みたいなことを言っていて。バスケ練習以外のところでも自主的にバスケを練習していた、と聞いて「まじか」と思って、すごくいい刺激を小関くんからもらいました。

小関:いやいや…僕は持っているベースがみんなと本当に違うし、練習が体に入っていく「なるほどな、わかってきた」という波も違うから、やらざるを得なかった。

『春待つ僕ら』(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
北村:こせっきーは、人としてのスペックが高すぎる。そもそもの運動神経がすごく高いから、頑張れば本当にダンクできるくらいの脚力を持っていて。

磯村:馬と一緒の脚力を持っているもんね(真顔)。「あいつはいい足をしている。1馬力俳優だ」って。

北村:馬一頭と同じ脚力だから。

稲葉:…ねえ、馬の流れ、誰も止めないの(笑)?

全員:(笑)。

『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会

平川監督VS男子バスケットボール部…!?


――平川監督とご一緒されて、印象に残っている演出もありますか?

北村:僕は、平川監督とは(「仰げば尊し」以来)2回目でした。平川監督は、さりげなくと嫌味なことを言って(笑)、闘争心を燃やすのが上手なんです。そう言われたことで、キャスト側の結束力みたいなものを高まらせる感じなので、平川監督のディレクションで、自分たちの意見をいろいろ話し合ったりもしました。僕らだけでも話し合いましたし、監督とも話し合いましたし、「ああでもない」「こうでもない」といろいろなことを言い合いながら、やっていった作品でしたね。監督と役者という関係値の中での本心を抜き出すのが、すごく上手い、考えさせてくださる監督です。

北村匠海『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
小関:『ROOKIES-卒業-』でスポーツ映画をやっていらした偉大な監督で、ご自身が「『ROOKIES-卒業-』を超える作品を作る」とおっしゃっていたので、僕たちもみんな気合いが入っていて。これまで濃厚なドラマをたくさん撮っていらっしゃるし、「厳しい人」とも聞いていたので、どんな質問をされてもすぐ返答できる体制で現場に挑みました。…なんか、「もしかしたら理不尽に厳しいのかも」と思っていたんですけど、違いました。ズバリとした指摘がくるので、厳しく感じるだけというか。僕が見えないものを見える、隙を見つけてくれる監督なので、いつ質問をしても自分が把握している以上の答えが返ってきたので、とにかく勉強になりました。アドバイスをいただきながら、監督の言葉を自分に飲み込ませながら、進めていましたね。

小関裕太『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
磯村:すごくパッションが強い監督なんですよ。特にバスケットの試合のシーンでは、僕たちの気合いや熱量が足りないと感じた時点で、監督自身が奮い立たせてきてくれるんです。自ら声を張って、「もっと声、出せ!」とか、「団結して“おおーっ!”ってやれ!」とか言ってくれて、熱くさせてくれるのが上手い方でした。自分たち俳優陣を、すごくいい試合のシーンに持っていってくれたことは、本当に感謝しています。

磯村勇斗『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
杉野:僕は、現場を止めるくらい、監督と1時間くらい話し合いをさせてもらいました。最初は、僕が「こういうふうにしたいです」と意見を言ったりしていたんですが、よく話し合って、監督や先輩の意見も聞いて、「よし、監督にゆだねてみよう」とやってみたんです。結果、完成した作品を観て、「ああ、監督の言っていたことで正解だったんだな」と感じたので、信じることを学びました。『春待つ僕ら』の現場で学んだことは、ほかの現場でも生かされたりしています。改めて自分の中でリセットされた何かがあった作品でした。

杉野遥亮『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
稲葉:なんかね、もう…ほとんどみんなが言ってくれて(笑)。平川監督は、「このラインですね」といくまでの区分が、ほかの人より細かいというイメージです。例えば、同じ容量だとしても、大きいものをふたつ、とかではなく、小さいものが10個で、積み上げたら同じ容量、という感じとでもいうか。悩んだときに監督に話すと、返ってくる言葉が、僕にすごくわかりやすい言葉だったりするので、そこですごく感じました。ベースを下からも上げてくれるし、上からも引っ張ってくれるので、とにかく面白かったです。

稲葉友『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha

5人がそれぞれのよさをプレゼン!北村匠海のよさは「顔」&小関裕太は「王子様」…


――皆さん、本当にバラバラの個性をお持ちですから、お互いに自分には持っていない武器や魅力に感じていることを、ぜひ教えてほしいです。まず、北村さんのいいところは…。

稲葉:顔!

小関:顔、ね(笑)!

北村匠海『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
北村:え~。顔で言うと、僕はもう杉野くんが(いい)。

磯村:へえ~!

北村:ハイパーいい。国宝級イケメンですから、やっぱり。

磯村:360度、どこから見ても格好いいもんな。

稲葉:角度を選ばないよね。真後ろから見てもね。

杉野:ふざけてるでしょ!?

杉野遥亮『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
北村:いま、しゃべっているのをずっと横(※北村さんは杉野さんと隣同士)で見ていて「格好いいな…」って思ってたよ。

杉野:僕は…北村くんのオシャレな顔立ちが、すごく好き。

北村:オシャレな、顔立ちっ!?

全員:(笑)。

杉野:本当に好きだよ!!

小関:僕は磯村っちのオールマイティーさがいいな。

磯村:オールマイティーじゃないよ~。

小関:いろいろなものに対応できる人だよ。

稲葉:磯村はオールマイティーみたいな顔をしているけど、心の中にジョーカーを隠し持っているから怖いんだよ。実は一番危ない人ですよ(笑)。

磯村勇斗『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
磯村:友は、達者だよな。本当に場を盛り上げてくれるしさ。

北村:友くん、人に気を遣いすぎて、肩凝っちゃったんです。

稲葉:鍼師さんに「背中が異常に張っている、人に気を遣いすぎだ」って言われました(笑)。

稲葉友『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
北村:小関くんは、もう、ナチュラル・ボーン・輝きを放っている人。生まれた瞬間から光っていたんじゃないかって思う。

杉野:王子様。感性が独特だから。

磯村:それはあるね。ロマンチストだし、優しいしね。王子様だね。

北村:だって、友くんが現場でいきなり「愛とは?」って聞いたとき、小関くん、「バラ」って即答したんですよ。

稲葉:本当に答えてたよな! 選ぶ日本語がなかなか考えられない人だから、すごく気になる。ミステリーですね!

小関裕太『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
磯村:24時間、密着したいよね。

杉野:確かに。普段、何してるんだろうね。何してるの?

小関:全然面白くないよ…たぶん!!(急に立ち上がる)

全員:(笑)。

北村匠海×小関裕太×磯村勇斗×杉野遥亮×稲葉友『春待つ僕ら』/photo:Masashi Kuroha
《text:Kyoko Akayama/photo:Masashi Kuroha》

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