去年の東京国際映画祭でグランプリを獲った『アマンダと僕』(原題:Amanda)を観てきました。去年のグランプリ作品を約1年後に映画館で観られるというのは遅すぎるだろという意見もあるかもしれませんが、グランプリを獲ってもその後日本で配給されない作品などもあるので個人的にはとても幸せなことでした。内容も掛け値なしで素晴らしかった! です。大好きな姉をテロで失った青年が残された姉の姪っ子(アマンダ)と2人でどう残された人生を歩んでいくか? というストーリーで決して派手な映画ではないのですが、雨が地面にしみ込んで草花の滋養になるような感じでとても心に沁みました。特にラストシーンの主演のヴァンサン・ラコストの笑顔が素晴らしくてその笑顔に涙腺をやられてしまいました。笑顔で泣ける映画ってのは本当にイイものですね。去年映画祭で観られていなかったのが悔しくなりました。東京国際映画祭はいま出品作品の選定真っ最中です。今年もどんな素晴らしい映画と出合えるのかと思うとそれだけでたまらなくなるものがあります。素晴らしいラインナップを整えてますので、ぜひご期待下さい!!【2019.9.12】