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井上真央、映画『大コメ騒動』に主演 富山の米騒動を起こした女性たち描く

NHKドラマ「少年寅次郎」では、かっぽう着姿で母親役を演じている井上真央が、『超高速!参勤交代』本木克英監督とのタッグで映画『大コメ騒動』に主演。大正時代、富山県で起こった「米騒動」に基づく痛快エンタテインメントとなっている。

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NHKドラマ「少年寅次郎」では、かっぽう着姿で母親役を演じている井上真央が、『超高速!参勤交代』本木克英監督とのタッグで映画『大コメ騒動』に主演。大正時代、富山県で起こった「米騒動」に基づく痛快エンタテインメントとなっている。

101年前、富山の女性たちが奮起した!


1918年(大正7年)8月、富山県の海岸部で発生した「米騒動」。米の値段が上がる中、漁師のおかか(女房)たちの陳情する姿が「女一揆始まる」と新聞で報道されるや、その動きが全国に広がり、9月には当時の寺内内閣も倒れることに。富山の米騒動を起こしたのは、家族にご飯を食べさせたいと願う女性たち。米騒動から101年となった今年、史実に基づく映画『大コメ騒動』が始動する。

井上真央が米俵を担ぐ!「女性たちの執念や勇気ある行動が、世の中を動かす」


主演を務めるのは、数々の映画賞を受賞し、映画やドラマでも多数主演を務め、名実ともに日本を代表する女優の一人である井上真央。10月19日(土)から放送が始まった「少年寅次郎」では、国民的映画『男はつらいよ』の主人公・車寅次郎の母・光子をかっぽう着姿で熱演、温かく懐の深い母親役が話題となっている。

井上さんが本作で演じるのは、閉鎖的な時代に庶民の生活のために意志を持って立ち上がり、周囲からも信頼を得て社会現象を起こした主人公・松浦いと。農家から嫁いだいとは、漁村になじめずにいる。夏場は魚が獲れなくなるため、夫はカムチャツカへと漁に出てしまい、残された彼女は、3人の子どものために船の貨物を運ぶ“女仲仕”として働くことに。浜を出る度に積み込まれる米俵を見つめる、いとのような女仲仕たちはついに立ち上がる。やがて、騒動の先頭に立ち「米を旅に出すなー」と叫ぶいとの姿は、富山の浜の女そのものになっていく。

井上真央/photo:You Ishii
「脚本を読んだ時、いつの時代も、女性たちの執念や勇気ある行動が、世の中を動かしていくことを深く考えさせられました」と井上さん。「これから激しい騒動を起こしていくことに今からとてもワクワクしています」と心境を語り、「家族や仲間を守るために戦った富山のおかかたちの勇姿を、時におかしく、そして力強く、感じてもらえる作品にしていきたい」と意気込みをコメント。

女仲仕として60kgの米俵を担ぐシーンや、船に米を積ませないよう身体を張って阻止するシーンなど、井上さんの体当たりの熱演には注目が集まりそうだ。

姑役には夏木マリ!監督は富山出身の本木克英


いとの姑・タキを演じるのは夏木マリ、夫・利夫役には三浦貴大。また、室井滋、立川志の輔、西村まさ彦、柴田理恵、左時枝など、富山県出身の実力派俳優たちが集結し、映画をいっそう賑やかに盛り上げる。

監督・原案は、人気シリーズ『釣りバカ日誌』や『空飛ぶタイヤ』などを手掛け、大ヒットを記録した『超高速!参勤交代』では日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞、本年は『少年たち』『居眠り磐音』が相次いで公開された富山県出身の本木克英

本木克英
井上さんと『ゲゲゲの鬼太郎』('07)以来2度目のタッグとなる本木監督は、「100年前に生きる女性もありあり表現できる、井上真央さんの確かな演技力がこの映画には必要でした」とコメント。「歴史から抹消された『おかかたち』の闘いを生き生きと、面白く蘇らせたい」と強い思いを込めている。

撮影は、舞台となった富山全県の全面協力のもと、10月26日(土)より富山市内にてスタート予定。海辺のシーンなどは県内数か所にて撮影が行われ、京都でも撮影。11月中旬ごろにクランクアップを予定しているという。

あらすじ


大正7年8月。富山の海岸に住むおかか(女房)たちは、毎日上がるコメの価格に頭を悩ませていた。夫や育ち盛りの子どもたちにコメを食べさせたくても高くて買えない。困ったおかかたちは、近くの米屋にコメを安く売ってくれと嘆願にいくが失敗。リーダーのおばばが逮捕されてしまう。コメの価格はますます高騰し、ある事故をきっかけに我慢の限界を超えたおかかたちは、ついに行動に出る。

『大コメ騒動』は2021年、全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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