【MOVIEブログ】2019東京国際映画祭 Day9&10

11月5日、火曜日。ついに映画祭最終日。5時間たっぷり寝て、外に出ると本日も快晴! 今年の映画祭は10月29日が雨だったのを除き、ほかの日は全て晴れた。本当に気持ちが盛り上がる日々で、天に感謝。

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『わたしの叔父さん』
  • 『わたしの叔父さん』
11月5日、火曜日。ついに映画祭最終日。5時間たっぷり寝て、外に出ると本日も快晴! 今年の映画祭は10月29日が雨だったのを除き、ほかの日は全て晴れた。本当に気持ちが盛り上がる日々で、天に感謝。

9時に職場へ。昨日のブログを書いているうちに、11時になったので、東京国際映画祭のネット情報配信番組「TIFF Studio」で会期中最後の案内役を務める。2名のボランティアの方に出てもらって、会期中の業務や思い出のシーンなどについて語ってもらう。みんな清々しい表情をしており、よかったなあとしみじみ思う。

13時にお弁当を頂いて、六本木の臨時事務局を引き上げるために机のまわりを片付けて荷づくりをし、14時にクロージング・セレモニーの会場となる東京国際フォーラムへ。僕はあまりこれといった役割がないのだけど、あえていえば、ホスト側のひとりとしてゲストを最後までおもてなしする役割といったところかな。

作品ゲストが次々に到着し、ロビーで記念撮影をしてから会場入り。15時半にセレモニーはスタート。毎年書いているけれど、受賞する人としない人とに分かれてしまうクロージングが僕は本当に嫌で、出来れば隠れていたいのだけど、そうもいかない。脇の通路に立って、しかとセレモニーを見届け、結果はご案内の通り。

コンペのグランプリは『わたしの叔父さん』。本作ほど、観客の評価と審査員の評価が一致した例は近年稀ではないかな。『わたしの叔父さん』はワールドプレミアということもあり、ことさらに嬉しい。フラレ監督のスピーチに、こちらも泣けてしまって大変だ。

セレモニーが終わって、受賞者は記者会見に臨むべく楽屋で待機。僕が受賞作品関係者に挨拶していると、アジアの審査員を務めて下さった中村義洋監督がやってきて「ヤタベさん、どんだけ泣いているんですか。肩がひくひくして嗚咽ですよ、あれは」とおっしゃるので、「そんなことないですよ! 目尻を軽く押えただけですよ!」と反論する。

しかしまあ、6月から精魂込めて取り組んできた仕事がいよいよゴールを迎えるのだという感慨と、『わたしの叔父さん』という素晴らしい作品の暖かい感触が合わさって、例年よりもエモーショナルになってしまったかもしれないことは、否定できないかも。フラレ監督も泣かせることを壇上で言うし…。とても美しいエンディングでありました。

そこからクロージング・パーティー、そして内外のゲストと映画祭スタッフたちとのプライベートな打ち上げパーティーと続き、僕はついにビール解禁で至福のひととき。どれだけお礼を言っても足りないくらいお礼を言って、爆笑するやら涙ぐむやらであっという間に時間は過ぎ、23時半にお開き。

事務局に戻って荷造りを終えてから、深夜のラーメン店で同僚たちと合流し、担々麺とビールで締め。2時に就寝、泥のように眠る。

明けて、11月6日、水曜日。

6時起床、6時45分にゲストの宿泊するホテルへ到着し、お見送り開始。『マニャニータ』のポール・ソリアーノ監督とベラ・パディーリャさん、『わたしの叔父さん』のフラレ・ペターセン監督とイェデ・スナゴーさんとプロデューサーのマーコ・ロレンセンさん、『戦場を探す旅』のマリック・ジディさんとオーレリアン監督、『列車旅行のすすめ』のアントニオさんとティムさん、『動物だけが知っている』のドゥニ・メノシェさん、『モーテル・アカシア』のブラッドリー・リュー監督、『ラ・ヨローナ伝説』のマリア・コロイ・メルセデスさん、『約束の地のかなた』のヴィクトル・リンドグレン監督、『チャクトゥとサルラ』のワン・ルイ監督とジリムトゥさん、などなど、大切な出会いに感謝しつつ、再会を約束しながら、しばしのお別れ。

ゲストは時間差で帰っていくので、お見送りをしてはホテル内の臨時映画祭オフィスに寄って仮眠し、仮眠しては見送りをする、の繰り返し。一度座ったら、10秒以内に眠りに落ちてしまう。これもまた気持ちよいといえば気持ちよく、この解放感はあまりに甘美でたまらない。

間が空いたので通常の事務局に行って荷をほどき、パソコンを開いてメールに目を通すものの、目がしょぼしょぼで仕事にならないのは言うまでもなく、片付けに徹する。

21時にホテルを出発する『ジャスト6.5』のチームを見送り、以上をもって今年の本番も終了!

映画祭に足を運んで下さった観客のみなさんに深く深く御礼申し上げます。今年も作品を楽しんだという声を多く寄せてもらい、本当に励みになり、嬉しかったです。今年の映画祭の作品が多くの人の心に残り続けてくれることを祈りつつ、今宵は銭湯でゆっくりしようと思います。

おつかれさまでした!
《矢田部吉彦》

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