この試みは「We Are One: A Global Film Festival」と呼ばれるものになるのですが、画期的なのはカンヌ、ベルリン、ヴェネチアといった3大映画祭に我らが東京国際映画祭も含めて、世界の約20の映画祭がそれぞれのプログラムを組んでオンライン上映していくというもので、しかもそれが全て無料で観られる(!)ということ。
もともとトライベッカ映画祭はNew Yorkの911の時にその復興のためにロバート・デ・ニーロなどが立ち上げた映画祭なのですが、やはりアメリカはこういう時には強いんですよね。コロナ関連の報道を見ていると、アメリカに対しては正直ネガティブなイメージも持っていましたが、今回のGlobal Film Festivalやレディー・ガガによる「One World: Together at Home」のような画期的なアイディアを生み出して、かつそれを迅速に実行する力というのは本当にアメリカはスゴイ!です。どこかの政府にも本当に見習ってもらいたいものです。
でも、日本でも民間ではこの停滞ムードの中で様々な試みが行われています。
・ミニシアターの苦境を救う多ための「#SAVE the CINEMA」といった署名活動(4/30現在で8万票を突破、今後ミニシアターマップやグッズなど作成予定なので、まだまだ要チェック!!) ・深田晃司監督や濱口竜介監督が展開しているクラウドファンディング「ミニシアターエイド基金」(4/30現在で2.1億円突破、5/14までですので皆さんもぜひご支援を!!) ・劇場公開が難しくなった作品をネット上で公開してその収入を劇場と配給会社で折半するという「仮設の映画館」(5/2から想田和弘監督最新作の『精神0』が観られます!!) ・行定勲監督による完全リモートで撮影・製作された“テレワーク作品”『きょうのできごと a day in the home』(4/30現在でYouTube上で12万視聴!!)