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地図上から姿を消した村…カンヌ審査員賞受賞作『バクラウ』日本公開

第72回カンヌ国際映画祭にて、『レ・ミゼラブル』と共に審査員賞を受賞する快挙を成し遂げた怪作『バクラウ 地図から消された村』が日本公開決定。メイン写真が到着した。

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『バクラウ 地図から消された村』(C) 2019 CINEMASCOPIO - SBS PRODUCTIONS - ARTE FRANCE CINEMA
『バクラウ 地図から消された村』(C) 2019 CINEMASCOPIO - SBS PRODUCTIONS - ARTE FRANCE CINEMA
  • 『バクラウ 地図から消された村』(C) 2019 CINEMASCOPIO - SBS PRODUCTIONS - ARTE FRANCE CINEMA
  • 『バクラウ 地図から消された村』(C) 2019 CINEMASCOPIO - SBS PRODUCTIONS - ARTE FRANCE CINEMA
第72回カンヌ国際映画祭にて、『レ・ミゼラブル』と共に審査員賞を受賞する快挙を成し遂げた怪作『バクラウ 地図から消された村』が日本公開決定。メイン写真が到着した。

村の長老である老婆カルメリータの死をきっかけに、故郷の村バクラウに戻ったテレサ。しかし、その日から村では不可解なことが次々に起こり始める。突然、村はインターネットの地図上から姿を消し、上空には正体不明の飛行物体が現れる。村の生命線である給水車のタンクに何者かが銃を撃ち込み、村外れでは村人が血まみれの死体で発見される。めったに現れないはずの他所者の来訪、それは血で血を洗う暴力と惨劇の幕開けだった――。

『バクラウ 地図から消された村』(C) 2019 CINEMASCOPIO - SBS PRODUCTIONS - ARTE FRANCE CINEMA
本作の監督は、『アクエリアス』で世界最高峰のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、その年の映画界を席巻したブラジルの俊英クレベール・メンドンサ・フィリオ。本作で描くのは、現代社会に警鐘を鳴らす、暴力に彩られた寓話的世界。

『アクエリアス』から引き続き、『蜘蛛女のキス』でその名を国際的に知らしめたソニア・ブラガ、ブラジルを代表する若手女優バルバラ・コーレンが出演し、ラース・フォン・トリアー作品の常連としても知られる怪優ウド・キアら国際色豊かなキャストが出演している。

また本作は、カンヌ国際映画祭では、審査員賞を受賞しブラジルに初めての栄冠をもたらし、シッチェス・カタロニア国際映画祭で3冠を達成したほか世界各国の映画祭・映画賞を席巻。フランスの有名映画誌「カイエ・デュ・シネマ」2019年ベスト10で外国映画としては『パラサイト』に次ぐ第4位に選ばれた話題作。

そして本作は、映画監督ジョン・カーペンターの楽曲を使用しており、ジャンル映画の巨匠へオマージュが捧げられている。

『バクラウ 地図から消された村』は11月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開。
《シネマカフェ編集部》

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