「一歩引いたところからありのままを」『君の誕生日』監督&キャストの本音コメンタリー映像
ソル・ギョング、チョン・ドヨン主演で贈る韓国映画『君の誕生日』から、本作に込められたキャストならびに製作陣の想いが伝わる“真実のコメンタリー映像”が解禁となった。
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2014年4月16日、修学旅行中の高校生ら300人以上が犠牲となったセウォル号沈没事故を初めて正面から取り上げた本作。今回解禁となるコメンタリー映像は、2018年4月9日に行われた台本読み合わせの様子から始まる。
読み合わせの最中で、父ジョンイル役ソル・ギョングが「感情をセーブしようと努めましたがダメでした。爆発しました」と語りながら、止めどなく涙を流している様子が収められている。
続いてソル・ギョングの名演に呼応した、母スンナム役チョン・ドヨンも涙を流しながら「ものすごい力を持った映画」と本音を打ち明ける。
監督を務めたイ・ジョンオンはセウォル号沈没事故で亡くなった子どもたちの誕生日会を開くボランティアとして従事したことがあり、「一歩引いたところからありのままを描きたかった」と本作への想いを語る。
ソル・ギョング、チョン・ドヨンという韓国映画界を代表する名優の感動のケミストリーで描き出す、家族と共感の大切さ、そして悲劇を乗り越えて前を向いて生きていく人々の物語。忘れられない傷を持つ全ての人々に寄り添う作品といえそうだ。
『君の誕生日』はシネマート新宿ほか全国にて公開中。