ロックダウン中に撮影した『ズーム/見えない参加者』監督「制限を強みとして使う」
コロナ禍のロックダウン中に撮影された史上初のZoomホラー『ズーム/見えない参加者』。本作のZoomでの撮影方法をロブ・サヴェッジ監督に直撃した。
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新型コロナウイルスが猛威を振るい、混沌とした状況下の中、全編Zoomで撮影され、映画界から注目されている本作。監督のロブ・サヴェッジは17才で初監督を務めた『Strings』(12・未)が、英国インディペンデント映画賞レイダンス賞を史上最年少で受賞した逸材だ。
サヴェッジ監督は「制限を強みとして使うことが鍵だと思います。従来映画を制作する際に頼りにしていたものが今回は使えませんでした。なので、物語の矛盾や撮影ミスを隠すため巧妙なカメラワークなどを使いました」とZoomでの撮影方法に関して語る。
また、「本編の様々な部分でスタントマンを起用しており、登場人物が空中に持ち上げられて落ちるシーンなどはカメラがぼやけたところで、別の家でスタントマンが墜落し、実際に登場人物が落ちて見えるかのように撮影と編集をしています」と驚きの撮影方法を明かした。
現場では、プロのセット内にあるような大掛かりな装置もなく、ヘアメイクやカメラ、照明などもなかったためより多くの時間を費やしてしまったという。しかし、サヴェッジ監督は「多くの時間を俳優たちと過ごすこととなり、通常の撮影ではただ過ぎ去っていくようなこの時間を我々は得られて素晴らしい経験となりました。全てのZoom通話において私はカメラ外に座ることができ、通常のセットに自分がいるかのように、全てのシーンと演技を形にすることができました」と語る。
俳優のラディーナ・ドランドヴァも「撮影前には、今日はどうするかとコロナ前の撮影以上に話し合いを重ねてから挑んでいたので、とても有意義な時間となりました」と撮影をふり返っている。未曾有の非常事態が生んだ初の全編Zoom撮影ホラーの巧妙なカメラワークに注目だ。
『ズーム/見えない参加者』は2021年1月15日(金)より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン、シネクイントほか全国にて公開。