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ビリー・ポーター「もう、偏見はなくしましょう」 14年前にHIV陽性の診断を受けたことを公表

舞台「キンキーブーツ」でトニー賞ミュージカル主演男優賞、ドラマ「POSE/ポーズ」でエミー賞主演男優賞を受賞し、2019年のアカデミー賞授賞式で「タキシードドレス」を着用して以来、その個性的なファッションセンスにも注目が集まるビリー・ポーター。

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ビリー・ポーター/第92回アカデミー賞授賞式レッドカーペット (C) Getty Images
ビリー・ポーター/第92回アカデミー賞授賞式レッドカーペット (C) Getty Images
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  • ビリー・ポーター/第91回アカデミー賞-(C)-Getty-Images
  • ビリー・ポーター (C) Getty Images
  • ビリー・ポーター (C) Getty Images
舞台「キンキーブーツ」でトニー賞ミュージカル主演男優賞、ドラマ「POSE/ポーズ」でエミー賞主演男優賞を受賞し、2019年のアカデミー賞授賞式で「タキシードドレス」を着用して以来、その個性的なファッションセンスにも注目が集まるビリー・ポーター。ゲイであることも公言している。

ビリー・ポーター/第91回アカデミー賞-(C)-Getty-Images
近々長編映画デビューすることも決定しており、キャリアの絶頂期を迎えているともいえるいま、ビリーは「14年前にHIV陽性である診断を受けた」ということを明かした。

「これがいまの時代のHIV陽性者の姿です」と「The Hollywood Reporter」に語るビリー。「51歳の黒人男性の私は、3か月ごとに病院に通っています。私のコミュニティーでは珍しいですね。彼らは医者を信用していませんから。でも私は通います。自分の身体の中でなにが起きているのかわかっていますし、人生で一番健康だと感じています」と現在の健康状態を自賛している。「もう、偏見はなくしましょう。そういう時期です」とHIVに対するネガティヴなイメージを捨て去ろうと呼びかけた。

なお、ビリーは「POSE/ポーズ」でHIV陽性者のプレイ・テルを演じていた。「代理人(プレイ・テル)を通して言いたいことすべてを言える機会だった」とふり返っている。

GLAAD(旧「中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟」)は、ビリーのHIV公表に「ビリー・ポーターのようなアイコン的存在が、HIVは健康的な生活や成功の障害にはならないということを世界に示すことは、ひどい屈辱を味わってきたHIVの人たちの汚名返上につながります」とコメントしている。
《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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