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【インタビュー】磯村勇斗&藤井道人監督が“SNSの闇”と向き合う「付き合い方を考え直す時」

総監督を務める藤井道人監督と、ABEMA新作オリジナルドラマ「箱庭のレミング」第4話の「Not Famous」でフォロワー数を増やすために過激な行動に走るライブ配信者の主人公を演じる磯村勇斗さんに本作に込めた想いなどを聞いた。

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磯村勇斗&藤井道人監督「箱庭のレミング」
磯村勇斗&藤井道人監督「箱庭のレミング」
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ドラマを通じて世代間を超えてのコミュニケーションに


――藤井監督と言えばやはり映画監督のイメージが強いですが、映画とドラマ作りの違いはどんなところでしょうか?

藤井:人間を描くということは一緒なんですが、それに対してのアプローチが、ある種ドラマの方が速い。映画だと企画してから公開するまで4年間かかってしまうようなものが3、4か月という短期間で出来るので、瞬発的に“今”の時代を映すことに長けているのがドラマだと思います。

あとは観客のリアルな反応を、それこそSNSを通じてタイムリーに知れたりするのは映画とは違いますよね。映画はもう“作ってしまったもの”だから、どんな感想をいただいてもそれを受け止めるしかないけれど、ドラマはもっと生き物に近いと思います。

面白そうだなと思うものはドラマや映画というジャンルに関わらず食わず嫌いせずに受けるようにしているのですが、ABEMA TVはさらに自由度高いのでありがたいですね。

――演じられる磯村さんは映画とドラマの違いをどうお考えですか?

磯村: 確かに「瞬発的」という意味では、ドラマは撮影スケジュールがタイトなこともあって、俳優に求められるスキルとして感情をすぐに出し、タイトな中でも高パフォーマンスをすることが大事になるのかなと思います。映画でももちろんそれは大切ですけど、芝居に向き合う時間がよりタイトな気がします。ドラマは短距離走、映画は長距離走って感じです。

「箱庭のレミング」第4話
――本作、どんな方に観ていただきたいか、作品の見どころと一緒に教えてください。

藤井: ABEMA TVを視聴してくれている若い人たちにも、本気の映画人たちがSNSをテーマに作品を作ったらこんな風になります、ということを観てもらいたいです。それを観た若い人たちが「SNSを題材にこんな短編映画みたいな作品を作ってるんだ。私たちも撮りたいな。私たちの方がもっと面白い情報持ってるよ」と思ってくれて、この企画が広がっていってくれたら嬉しいなと思います。

僕らが使う“SNS”と若い子たちが使う“SNS”はまた違うと思うので、ドラマを通じて世代間を超えてのコミュニケーションになって、こういう機会が続いていけば良いなと思っています。あとは磯村さんら俳優陣のお芝居に注目してもらえればと思います。

磯村:今、SNSが日常生活の一部として当たり前になりかなり身近なものになってきていると思うんですが、SNSとの向き合い方・付き合い方を考えるきっかけになってもらえれば嬉しいなと思います。僕が演じる虹生みたいなライブ配信者もいるでしょうし、表現方法も広がっていて誰でも発信出来るという良い部分もあると思いますが、一歩間違えると自分の首を絞めてしまいかねない危険も持ち合わせているので、その辺をハラハラ楽しんでもらえたらと思います。
《佳香(かこ)》

テレビっ子兼業ライター・ドラマと映画が心の潤い 佳香(かこ)

出版社勤務を経て、パラレルキャリアでライターに。映画・ドラマを中心に様々な媒体でエンタメ関連のコラムを執筆中。俳優さんの魅力にフォーカスするアクター評が得意。ビジネス媒体やフェムテック関連媒体でのインタビュー&執筆実績もあり。

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