カサブランカの旧市街にある小さなパン屋で、ふたりの運命が交わり、新しい人生へと歩き出す、実話から生まれた映画『モロッコ、彼女たちの朝』より、モロッコの消えゆく伝統の味「ルジザ」を作る本編映像と新たな場面写真が公開された。>>『モロッコ、彼女たちの朝』あらすじ&キャストはこちらから本作の鍵となるこのルジザ。今回到着した映像では、ルジザを妊婦のサミアが作るシーンが収められている。麺のようにも見える、珍しい紐状のパンケーキ“ルジザ”。サミアは、それをパン屋の娘ワルダに丁寧に優しく教えている。一つ一つ生地を細く紐のように延ばし、手に巻きけていく工程は手間も時間もかかる作業ゆえ、モロッコ人の中でもルジザを手作りすることができる人は少なくなってきているそうで、映像では、初めて体験するルジザ作りに、興味津々のワルダの表情が映し出されている。モロッコはパンが主食。併せて到着した場面写真では、サミアがルジザを作る様子や自ら作り上げた焼きたてのルジザを運ぶ姿が切り取られている。モロッコでは、これにチキンなどのおかずを合わせて食べることが多いのだという。平たく潰して鉄板で焼く「ルジザ」またパン屋の店主、アブラがモロッコ版クレープ“ムスンメン”を売るシーン、パンやお菓子の原料の粉をサミアが吟味するようにすくい上げるシーン。日本人にとっての白ご飯的存在のパン“ホブス”や、ビスコッティにも似た“フッカス”といったモロッコ定番のパンやお菓子の写真も並ぶ。イタリアのビスコッティにも似た「フッカス」本編には、地元の人々の生活に寄り添った伝統のパンやお菓子がこのほかにもたくさん登場する。『モロッコ、彼女たちの朝』は8月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。