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『ONODA』遠藤雄弥&津田寛治、カンヌ公式会見に特例参加「制作の現場が日本と大きく違う」

『ONODA』(原題)が第74回カンヌ国際映画祭 ある視点部門でのオープニング作品として公式記者会見が行われ、小野田役の遠藤雄弥と津田寛治がリモートで参加した。

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『ONODA』(原題)(C)2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)
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太平洋戦争後、約30年目に生還した小野田旧陸軍少尉を描く映画『ONODA』(原題)。現地時間7月8日、本作が第74回カンヌ国際映画祭 ある視点部門でのオープニング作品として公式記者会見が行われ、小野田役の遠藤雄弥と津田寛治がリモートで参加した。

>>『ONODA』(原題)あらすじ&キャストはこちらから

昨今の状況とスケジュールの都合により、カンヌ入りが叶わなかった2人。しかし今回、カンヌ国際映画祭での特例として、日本人としては初めてのリモートで記者会見に参加することができた(2018年のジャン=リュック・ゴダール以来、カンヌ国際映画祭としては2度目)。

津田さんは「日本の映画界では、撮影が始まる前に資金が調達できずに撮影までいかない企画もあり、撮影が始まったとしても途中でお金がなくなって完成できないというような映画がたくさんあります」と日本映画の現状を述べた上で、「フランスの映画の制作の現場が日本と大きく違うところは撮影の環境です。この作品の現場ではケータリングが出て、スタッフもキャストも同じ暖かい食事を一緒に食べるんです。なんと、彼らは撮影中も週休2日制なんです!そして、撮影現場に自分たちの子供や家族も連れてくるんです。最後には、彼らは2週間ごとに家族を交えて撮影現場でパーティ(みたいなもの)をしているんですよ。楽しいじゃないですか。(笑)日本もそういう映画の制作現場が増えたらいいなと思います」と日本との違いに驚いたことをユーモアを交え明かし、会場のメディアからは思わず拍手も起こった。

『ONODA』(原題)(C)2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)
今回会見に参加してみて、「カンヌに来られたんだなと思えて、幸せな気持ち」(津田さん)、「画面越しですがスタッフに会えてうれしい」(遠藤さん)と感想を語る2人。記者から、特に津田さんは自在した小野田さんに容姿がそっくりと賞賛され、それぞれ役作りを問われると、遠藤さんは「11キロ痩せて現場に行ったら、監督に痩せ過ぎと言われて。ピーナツバターや食パンを毎日食べて体型を調整した」と明かす。

一方、幼少期、実際に小野田さんの帰還を見ていたという津田さんは「母から、戦争が終わったことを知らずにジャングルにいた人と言われた。本当にビックリした。でも、今作で資料などを読み、あの高度経済成長期時代に大和魂を持って帰ってきたと知って感動した。だから誇りをなくさないように小野田さんを演じました」と語り、約1年かけて13kgの減量をして撮影に挑んでいたことを回顧した。

『ONODA』(原題)(C)2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)
そして本作の監督、フランス出身であるアルチュール・アラリは、なぜ小野田さんを描こうと思ったのか、その製作理由を問われると、「彼(小野田さん)の揺るぎない信念に私は引き寄せられた」と回答していた。

『ONODA』(原題)(C)2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)
『ONODA』(原題)は秋、全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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