※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

イランの巨匠が描くSNS時代の“美談の英雄”『英雄の証明』本編映像

ヒューマン・サスペンス『英雄の証明』から“正直な囚人”ラヒムが、美談の英雄に祭りあげられる本編映像が解禁。

映画 洋画ニュース
注目記事
『英雄の証明』(C) 2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema
『英雄の証明』(C) 2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema
  • 『英雄の証明』(C) 2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema
  • 『英雄の証明』(C) 2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema

第74回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した、イランの巨匠アスガー・ファルハディがSNS時代に放つヒューマン・サスペンス『英雄の証明』。この度、拾った金貨を返却した“正直な囚人”ラヒムが、支援を受けるためチャリティ協会の舞台に息子と登壇するシーンの本編映像が解禁された。


>>『英雄の証明』あらすじ&キャストはこちらから

日常の中に生じた小さなひび割れのような出来事が人生を根底から揺るがす事態に発展していく様を、サスペンスフルかつ情感豊かに描出することに長けたファルハディ監督は、本作ではSNSやメディアの影響力に着目。人間の倫理観を問う普遍的で、現代的なテーマに踏み込んだ。

今回解禁となったのは、美談の英雄に祭り上げられていく主人公ラヒムの姿を捉えた本編映像。刑務所に服役しているラヒムは、休暇中に拾った金貨を返却したことがマスコミで話題となり、「正直者の囚人」と讃えられ、借金返済に向けたチャリティ協会主催の支援会が開かれた。

ラヒムは息子と一緒に舞台に立つと、たくさんの寄付や新しい職の支援があることを伝えられ、立派な盾を渡される。喜びを隠せないラヒムだったが、「私は金貨を売る誘惑に駆られました」と正直に告白。しかし売りに行った店で数々のハプニングがあり、「これは何かの啓示で、私の行いは誤りであり、金貨は返すべきなのだと」と、金貨を返すに至った思いを話すと、その行いに感銘を受けた支援者たちから「素晴らしい」との声と共に大きな拍手が起こっているが…。まさに、物語の行く末を予感させるシーンとなっている。

『英雄の証明』は4月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top